第12話突然のキス

路上で、本日、二回目のキスをした。そのキスは、あの時の

教室で、自分の席で眠っている時に。不意に初めてのキスを

した時と、同じ蜜の味がした。俺の初めてのキスの相手は

黒髪で、翡翠色の瞳が特徴的な可憐な人だった。見るからに

俺と同じ高校に通っているぽいけど。俺は、この子を見たことが

ない。この翡翠色の瞳の子を、うちの学校で見た記憶がない。

ふと、互いの唇が離れ。俺は、過呼吸にあったのかと思う

ぐらい。息を荒く吐き出した。「はぁーはぁーはぁー」と

何度も、何度も、息を細かく吐き出し。自分自身の落ち着かせる。

「ふ~ん~正夜って、結構体力ないのね」謎の翡翠色の瞳を持つ。

初キスの相手が、俺をからかう。俺は、荒い息を整え。

反論を述べる。「今日、二回目の試合だから。体力が持たなくって」

と例えた。すると「はい?」俺のキスの例えが分からず。小首を

傾げる。俺は改めて「今日は、二回目のキスだから」と言い。

彼女も「あぁ~そう言う事ねぇ」と理解してくれた。

俺は思わず「はぁー」と軽い息を吐き。彼女の方に顔を向ける。

そこで「君は、誰なの?」正直に、彼女の素性を聞く。すると

彼女は「さぁー誰でしょうか・・・・・・」不適な笑みで、自分の

素性を隠した。俺は、食い下がらずに「そこをなんとくか」と

両手を顔の近くに合わせ。頼んでみた。それを見た。彼女は

また「ふふ」と不敵に笑う。笑った後に「じゃあーヒントをあげる」と

人差し指を立たせて。俺に、ヒントをくれた。「君の知っている

女王バチの使いだよ」と意味のわからない。ヒントをくれた。

その意味がわからず。俺は「それ、どう言う意味?」と尋ねると。

彼女は「さぁー」と小首を傾げる。「わかった時に、また、会いましょ」

そう言って、彼女が俺の前から立ち去る。それを見送る。俺は、彼女の

後ろ姿を見て。「あれは、一体。どこの巣の女王バチだろう?」と

彼女の事を女王バチと呼ぶ事にした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る