第13話 六地蔵リクオにならないための方策2
カクヨムにも慣れて色々見てきたけど、ウェブ小説を読んでもらうために人がやる事ってのは、どれも似たりよったりなんだよね。誰かの作品を読みまくってコメントや評価で足跡を残して、リターンや今後の仲間つながりなんかを期待する。でも大抵は労力に比べてリターンが少なすぎて、皆これは駄目だと悟っていく。そんな具合を私は「ウェブ小説に狂った男」で書いた。
仮にうまく仲間や友達を増やす事に成功したとしても、ひどい場合だと近況ノートなんかに書いてるものは仲間や友達が読んでくれても、肝心な「小説」はその仲間や友達すら読んでくれず、むしろ心を折るほうに作用して、カクヨムを去っていったような現象がそこら中にあるもんね。
リクオなんかは読んでもらうために、ありとあらゆる事をするけど肝心な「小説」が「アマチュアは好きに書くんじゃああ!好きを詰め込むんじゃああ!」「趣味人であれば好きに書けばいいと思うのですね」って代物だから、何十万字の長編を書いて延々と一ケタPVが並ぶ状況になっちゃうんだけどさ。
結局、「小説」を読んでもらうには「小説」を磨くしかないって事だね。
リクオみたいに学習能力が皆無な人間は現実にはそうはいないから、もっと読んでもらいたいという気持ちを素直に大切にして、読んでもらえるように工夫すれば、読者は少しずつでも確実に増えると思うよ。内容うんぬんの前に「人が読む」という事を踏まえれば、自分本位で書いてる時と全く違うものになってくだろうから。
リクオみたいなのはそんな事を全く考えないから延々と似たような事を書いて、しまいには「かつて僕をいじめたサタンビッチと今は甘々生活」なんてものを書き始めるかもしれないね。自分で作ったキャラクターながら、それを想像したら笑いが止まらなくなったよ。
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