桑織概要.txt

>>地理


 外界では「魔境」とまで称される異界(外界から見れば)。


 ほぼ全ての住民に特化傾向がある。特化傾向についてはこちら。


 住民以外は特定の手順を踏まなければ基本的に入ることはできない。


 座標自体は日本近海に存在すると言われている。しかし、証拠に乏しいため、完全に異界であるという説もある。なお、GPSは使えないが、携帯の電波は届く。


 電気、上下水道、固定電話などは外界から繋がれている。但しガスはプロパン。ライフラインに関する問い合わせは蓼川組へお願いします。



>森


 外周の森に正式名称は存在せず、「関東のシュヴァルツヴァルト」「あ(つまれ!)の(ろわれた)森」「メメント森」などと称される。


 「魔物」と「神徒」が出現する。方角によって出現する魔物の系統が異なり、奥へ進むほど強い種類の魔物が現れる。

 森の中で魔物を倒すと一瞬光って消え、森の奥にある魔物を吐き出すナニカに吸い込まれてしまうが、森の外まで引きずり出してとどめを刺すことで素材が得られる。但し利用価値があるのは南東のみ。


 狩人ランク制度は、殲滅できた森の範囲に応じて強さを認定する制度。

 なお、魔物を幾ら倒しても直接的には強くなることも金を稼ぐこともできない。


 魔物の詳細情報についてはこちら。


 森は南側で途切れ、外界に繋がる林道がある。



>>歴史(一部省略)


>平安時代頃


 かつてこことは全く異なる異世界の一部であり、その世界の神の怒りを買って追放されたと伝わっている。

 その際、この地は植物が育たない不毛の地にされた上、外周の森に異世界から魔物を継続的に送り込まれるようになった、らしい。


 これを、外界より迷い込んだ一人の陰陽師がこの地に「糸に関わるものしか育たなくなる呪い」をかけてこの地を救った、という伝説が桑織神社に残されている。

 これが桑織に関する最も古い記録であるが、原本は先の大戦時に焼失。



>戦国時代初めから半ば頃


 後に『邪神』と呼ばれる巫女・棚機坐禅と、『龍神』と呼ばれた外界出身の剣士・森山低木が現れる。


 『龍神』は外界の合戦に幾たびも参加したが、本来勝ちえない勢力を勝たせてしまうと何らかの矛盾により桑織が消滅する危険性があったため、その活躍は局地的なものであった。


 この頃は『黄金時代』と称される。



>明治から昭和頃


 外界では戦争が多く起こったが、桑織は特定の手順を踏まなければ来る事が出来ない地であるため、直接的な被害は殆ど被っていない。

 また、桑織在来種の薩摩芋紅ASMRによって、餓死や栄養失調によって死ぬ者は少なかったとされている。


 『戦場の悪魔』森山針葉を始めとした多くの暴力特化型と生産特化型が外界の戦争に参加したが、やはり局地的な活動に制限された。


 この頃は黄金時代になぞらえて『白銀時代』と称される。



>二十一世紀初頭


 「何らかの矛盾によって桑織が消滅する可能性は限りなく低い」と『邪神』が宣言。

 因果関係は不明だが、今までにないペースで特殊型の特化傾向が確認されるようになる。


 一部亡霊が含まれてはいるが、『七小人』が全て揃う。


 また、『邪神』は現在を『錆鉄時代』と称している。

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