FMKのみんにゃと初コラボ!【薙切ナキ】#2
小さい頃は気が弱くて、他人の顔を見て話すのが苦手だった。
喋るとすぐにどもっちゃうし、声が小さくて何度も聞き返されたりして、それが怖くて申し訳なくて、どんどんと無口で自分の意見を言えない子になってしまって、そんな自分が情けなくて大嫌いだった。
当然友達の作り方も付き合い方も分からずに、みんなが楽しそうにしている様子を遠巻きに眺めて孤立してばかりの毎日。
メソメソして、陰気で、引っ込み思案で、劣等感の塊のような存在で……。
それが私――西表瑠璃という人間の本質だ。
■
「にゃ、にゃにか賭けるって――いきにゃりにゃにを言い出すのかにゃ、小槌は」
『何って賭けよ、賭け。ギャンブル。正直言って、あたし普通の勝負じゃ満足出来ないしマジにもなれないのよね。』
「にゃ、にゃあ」
いきなりの賭け勝負を持ち出した小槌に対し、ナキは動揺を露わにした。
小槌がそんなことを言い出すなんて事前の予定にはなかった。
つまりはアドリブ。思い付きか、或いは初めからそうするつもりだったのかは知らないが、とにかく小槌の独断なのは間違いないだろう。
分かってはいたが油断ならない人だと、ナキは小槌への人物評を改めて心に刻み直す。
そうした上で
「小槌は事務所からギャンブル禁止って言われてるはずにゃんじゃにゃかったっけ?」
『許可なら貰ってあるわよ』
「聞いてにゃいんだけど」
言いながらスマホで代表にメッセージを飛ばす。
【わりっ、言ってなかった】
兄からの返信に、ナキはスマホを握りつぶしそうになったが、とりあえず理性でそれだけは我慢した。
とはいえ小槌の言に嘘はないらしい。
ワンチャン、代表のスマホを盗んで偽の返信を送っているとかやりそうなのが小槌だが、流石に今回はそれはないだろう。
「……運営に聞いてみたけど、どうやら嘘は言ってにゃいみたいだね」
『疑り深いなぁ、ナキちゃんは』
「相手が相手にゃんだから当たり前でしょ」
『えーひどーい』
:当たり前だよなぁ?
:ひどくない
:賭けとか言ってないで金返せ
ナキからだけでなく、リスナーからも散々な言われようの小槌だった。
しかしいきなり賭けと言われても困ってしまうのが正直な反応だ。
『賭けるッテ、グタイテキにはナニを賭けるデス?』
困惑は☆も一緒だったらしく、警戒するように賭けの内容について問い質す。
小槌は『そうねえ』とまるで今考えているかのように間を作った。
『お金を賭けるのは流石にマズいし』
『駄目なのですか?』
「駄目にゃんです、逮捕されるから」
『まあ』
:姫様おもろいな
:法律をご存じでない!?
:草ですわ
:義務教育の敗北
:こんなのを野放しに配信させてるの怖すぎる
:こんなのって小槌の方なのか姫依の方なのか
:両方なんだよなぁ
幽名をこんなの呼ばわりするリスナーにイラっとしたものを感じつつ、ナキは黙って小槌の話を聞く。
『それじゃあ、こういうのはどうかしら? 今から何回か色んなトランプゲームで勝負して、最も最下位になった数の多かった人が、最も1位の回数が多かった人に、ご飯を一回奢るってのは』
「そんにゃんで良いの? って言いたい所だけど、小槌は自分が負けた時のこと考えてにゃいでしょ。私にお金借りてるクセに、どこに他人にご飯を奢るお金があるの」
『大丈夫大丈夫、そろそろあたし収益化通るらしいし』
「え、そうにゃの?」
それは普通に初耳だった。
配信サイトの収益化にも条件があって、それを誰よりも早くクリアしたのが小槌だ。
確かにもう申請が通っていてもおかしくない頃合いだろう。
まあ、収益化出来たとしてすぐに金が入るわけではないのだが、それでも一応支払い能力が生まれる予定ではあるらしい。
負けた時のご飯の奢りもお金が入ってからの履行にすれば良いだろうし、賭けのテーブルに乗せるためのチップはないとも言えなくもない。
ナキはそう判断した。
『ま、それにこの間パチンコで勝った金もあるし』
「金あるのなら金返しなさいよ」
『ナキ! 素がデチャッテマス!』
「あ、にゃー」
小槌のクズ発言に思わず素でツッコんでしまった。
これは普通に反省事案だとナキは自分を戒める。
それはそれとして、配信者としてここで売られた喧嘩を買わないのはアウトだろう。
リスナーは既に小槌の久々の賭けに盛り上がり始めているし、むしろ小槌が提案してきた時点で退路を断たれていたようなものだ。
見ている人間の期待を裏切らないため、時に配信者は勇気を振り絞って茨の道を進まなくてはならない時がある。
今はその時だ。
「分かった。小槌がそこまで言うのにゃら、その勝負受けてもいいけど、姫様と☆ちゃんはどうする?」
『受けて立ちますわ』
『二人がヤルのナラ、ワタシもヤリマス! 今度こそコヅチをやっつけてみせマス!』
幽名と☆もやる気になってくれている。
これで全員が勝負の舞台に立った。
『グッドよ、そうこなくちゃあ面白くないわね』
そんな感じでご飯の奢り奢られを賭けて勝負することになってしまった。
問題があるとすれば、この間お金を使いきった幽名が最下位になった時のことだが、まあそこら辺は代表が何とかしてくれるだろう。
ナキは面倒な問題を兄に任せることにして、勝負に集中することにした。
■
ご飯の奢りを賭けたトランプゲームのルールは以下の通りだ。
・勝負は全部で8回。
・1人2回までホストとなりゲームを選択出来る。
・ホストはゲームルールの詳細(ジョーカーは有りか無しか等)も決められる。
・トランプ初心者(幽名)がいるため、全ゲームに一度は練習試合を設けること。
・1位数最多のプレイヤーが勝者、最下位数最多のプレイヤーを敗者とする。
・8ゲーム目を終えた時点で勝者が複数、もしくは敗者が複数の場合は延長戦となる。
・同一プレイヤーが勝者と敗者両方の条件を満たしていた場合も延長とする。
『ま、こんなところかしらね。くぅー、ワクワクしてきたわ!』
ルールをまとめた小槌が、早く戦いたそうに声を弾ませた。
余程賭け事が好きなのか、テンションの違いがあからさまに声に滲み出ているほどだ。
無邪気にはしゃぐ最年長の様子に、流石のナキも呆れるしかない。
「哀れにゃギャンブル中毒者に引導をくれてあげる」
『ふっふっふ、さっきまでのあたしと同じだと思わない方が良いわよ、子猫ちゃん』
ナキと小槌の間にバチバチと熱い火花が散った、ような気がした。
とはいえナキはそこまで勝ち負けに執着はしていない。
今回の目的は楽しく遊ぶことだ。
ガチになるのは表向きだけでいい。
見せかけの表情を作るのは得意だから、きっと今も上手くやれているはず。
ナキは何度も神経質気味にチャットに視線を向けながら、何も問題ないと自分に言い聞かせた。
『えーっと、最初はダレがホストにナルデスカ?』
適度に勝負の場が温まり始めたタイミングで、☆が話を前に進める。
『他にやりたい人がいないなら、あたしが最初にやってもいい?』
最初のホストに名乗り出たのは小槌だった。
ホストは好きなゲームを選択出来る。
つまりは自身が得意、有利とするゲームを選べるということ。
いの一番に勝利を収めて精神的優位に立とうという目論見なのかもしれない。
なんとなく、小槌らしい積極的な攻めの戦略とも言える。
とはいえ、小槌以外はそれなりに緩い空気で勝負に挑んでいる。
特に異論の声も上がらずに小槌が最初のホストになった。
『あたしが最初に選ぶゲームは、7並べで』
そして意外なことに、小槌が選んだゲームは7並べだった。
前2回の7並べで、小槌は最下位と3位というしょっぱい戦績を残していたにも関わらずだ。
「ほんとに7
思わずナキがそう確認するが、小槌の選択は変わらないようだった。
『ゲームは7並べで良い。でもルールをちょっと変えさせてもらうわ』
ホスト権限で7並べのルールに変更が加えられる。
『ジョーカー有り、それとプレイヤーの持ち時間は3秒で。3秒過ぎても出すカードを選べなかった場合は、強制的にパス扱いになるらしいから注意ね』
「……いきにゃり、
7並べのルールはシンプルだが、ジョーカーが絡むと戦略性が増えて盤面を読むのが難しくなる。
ジョーカーは通常のカードの代わりに場に出すことが出来る。そしてジョーカーの置かれた位置のカードを持っているプレイヤーは、直ぐにその位置のカードを出してジョーカーを手札に加えなくてはならない。つまりジョーカー無しの時にやっていたような、カードの堰き止めが難しくなる場合がある。
更に最後にジョーカーを持っていたプレイヤーは負けになってしまうというルールもある。
4回パスで先に脱落したプレイヤーがいた場合はそちらの方が下の順位になるとはいえ、1位を狙わなくては意味がない今回のルール上、ジョーカーを切るタイミングは非常に重要と言えるだろう。
それに加えて持ち時間3秒という特殊ルール。
ただでさえもややこしくなった盤面を瞬時に判断してカードを選ばなくてはならない。
さっきまでの緩い7並べとは最早別物のスピードゲームになるのは間違いないだろう。
『ウウム、ジョーカー有りの7並べは、アマリやったコトナイのデス』
「私もそうにゃんだけど、まあ一回は練習あるし」
『トランプ自体初めてなので問題ありませんわ』
「それは問題しかにゃいから」
小槌の提示した7並べのルールに、案の定ナキたちは嫌な予感を感じていた。
大半の人間は7並べに対して真面目に取り組んだ経験などないだろう。ほんの暇潰し程度に遊ぶだけというのがほとんどのはず。
それ故に、ジョーカー有りという難しめのルールは敬遠されがちだ。
だからこそ本番前の練習で少しでもジョーカー有りのルールに慣れておかねばならない。
そう思ったのだが、小槌はそこでも抜かりがなかった。
『ハイ練習終わり。1位はナキちゃんね、おめでとう』
練習で1位を取ったナキは、しかし素直に喜べないでいた。
ジョーカー有りのルールで練習したにも関わらず、ジョーカーが一度も場に出されなかったのだ。
小槌がジョーカーを最初から最後まで握ったまま、使おうとしなかったせいだ。
『じゃ、本番ね』
ジョーカーを用いた戦略が分からぬまま迎えた7並べ本番戦。
ぶっつけ本番で戦ってまともな思考を練れるはずもなく、ナキ、幽名、☆は3人とも適当にカードを場に出すことしか出来なかった。
カードゲーム8本勝負。
初戦の7並べの結果は1位小槌、最下位がナキとなった。
この時点でリスナーも、そしてナキたちも気付いてしまっていた。
小槌が遊びなんかじゃなくて、ガチのガチで勝ちに来ているということに。
■
友達のいない私の唯一の遊び相手は、少し歳の離れた兄だけだった。
両親はいつも忙しくて家におらず、私に構ってくれるのは兄しかいなかった。
そんな私が兄にべったりとくっついて離れなかったのは仕方のない話だろう。
しかし、私のせいで兄は自分の自由を殺してしまっていたのだ。
ある日それに気が付いて、大好きな兄にまで迷惑を掛けている自分が心底憎くて、それから私はそんな自分を変えるために仮面を被ることにした。
『もうあんま私に構わないでよ、シスコンキモイんだけど』
『は? ウザ』
『話しかけないで』
『あっち行ってよ』
そうして今の口が悪くて生意気な、瑠璃という個性が誕生した。
私に突き放された兄は少し悲しそうな顔をしていたが、私はこれで良いと思った。
私なんかに構っていると兄が可哀想だと思ったから。
■
『あっはっは! これで2連勝! 気分が良いったらありゃしないわね!』
小槌が高らかに歓喜の声を上げる。
トランプゲーム8本勝負の2回戦目。
☆がホストとして選んだセブンブリッジは、1回戦目と同じく小槌の勝利となった。
そして最下位はゲームを選んだ張本人である☆だ。
『グヌヌ……屈辱デス』
☆は自信満々にゲームを選んだのに、小槌の宣言通り返り討ちにあって悔しそうにしている。
「セブンブリッジにゃんてマイにゃーすぎてやったことにゃいし……ルールすら把握出来にゃかったんだけど」
『手札に見放されましたわ』
セブンブリッジはポンやチーといった麻雀のようなシステムがあり、同じランクのカードや、同じスートの
この手のゲームはトランプカジュアル勢にはさほど人気がなく、名前すら聞いたことがないという人も中にはいるだろう。
ナキもその中の一人であり、ルールを読みながら対戦する羽目になった。
結果は3位。最後のラウンドで小槌がクローズ(一度もメルドしていない状態から一気に手札を無くす)して、同じくクローズを狙っていたせいで手札の多かった☆のマイナス点が膨れていなければ、危うくナキが2回連続最下位になるところだった。
対する小槌はなんだかやり慣れているような手際の良さで勝ちを拾っていった。
ギャンブル好きな小槌なら、或いはマイナーなトランプゲームすら網羅していてもおかしくはなかったが、今日の勝負に備えて事前に予習していた可能性もある。それくらいの大人げないことは平気でするのが、金廻小槌という女なのだから。
そう考えると、ナキたちはまんまと蜘蛛の巣に自ら飛び込んでいった格好の獲物ということになる。
小槌は本気で飯をたかるために戦っている。
呆れを通り越して尊敬の念すら覚えるレベルのしょうもなさだ。
でもそんな自分の欲望に正直で嘘偽りなく全てを曝け出している小槌だからこそ、目を離すのを躊躇うくらいに人を惹きつけてしまうのかもしれない。
この人だけには負けられないという感情が湧いてくるのは、きっとそのせいだろうとナキは考えている。
「次は私がホストの番だね、どうしようかにゃ~」
しかし秘めたる闘志は外には出さない。
だってナキというVTuberは、勝負事で熱くなったりしない、気ままな猫のような性格なのだから。
一度被った
自分を偽ることにかけてはプロフェッショナルでありたいから。
VTuberになりたいと思うずっと前から、それだけは得意だったから。
■
兄に心配かけまいと、とにかく私は必死になって仮面を被り続けた。
始めこそ本当の自分との乖離に苦痛が募る日々だったけど、やがて私は演じることに楽しみを見出すこととなった。
そう考え方が変わったのは、VTuberとの出会いがキッカケだった。
始めはこんなのが今流行っているのかと、興味本位程度の感覚で見ていた。
でも気が付けば夢中になっていた。
VTuberはネットという広い世界で、程度の差こそあるけれど本当の自分じゃない誰かになることで人気を得ている。
私はずっと、自分を偽ることが悪いことだと思い込んでいたけれど、それは多分視野が狭まっていただけだったのだ。
そもそも自分を偽るという言い方がネガティブで良くなかった。
私のはアレだ、友達が欲しいから受け入れられるように頑張って自分を変えただけ。VTuberが人気になるために良いガワを被って、キャラを作って、リスナーに媚びを売るのとおんなじだ。
都合の良い自己解釈かもしれないけど、そう考えることで少しだけ自分に自信が持てた気がした。
私はVTuberに救われたのだ。
それから私はもっとVTuberにのめり込んでいった。
始めは見ているだけで満足だった。
次第に一緒にVTuberとして遊びたいと思うようになった。
私ならなれると思った。
だってガワを被ることにおいては、私は誰にも負けないと自負しているから。
それからなんやかんやあって、まさかの兄が立ち上げたVTuber事務所に所属することになって、私も無事にVとしてデビュー出来た。
夢が叶ってとりあえずはホッと一息……付いている暇などない。
人の夢は終わらねえと誰かが言っていたように、私の夢もまた新しい花を咲かせているのだから。
■
VTuberになったからには、目指すはチャンネル登録者1000万人。
ナキはそれくらいの目標を掲げて今を生きている。
でもだけどその前に、まずはFMKでトップに立てるくらいにならなきゃ話にならない。
じゃなきゃ箱内で一番登録者数が低い自分が何を言っても、ただの戯言にしか聞こえないだろう。
「それじゃあ、ゲームは大富豪にしようかにゃ」
『ふふん、無難な所を選んできたわね。でもそれじゃあたしには勝てないわよ』
「それはどうかにゃ? 勝負は最後まで分からにゃい――直ぐに引きずりおろして上げるよ、トップの座からね」
次の目標は下剋上だ。
■
「配信はまあまあ盛り上がってるようで何よりだな」
俺はFMK初の箱コラボ配信を見ながら、そんな当たり障りのない呟きを零した。
リスナーが喜ぶと思って、一鶴に一時的なギャンブル解禁を許してやったのだが、水を得た魚のような暴れっぷりで見事に配信をひっかき回している。
暴れすぎて完全にヒール役になってしまっているが、そこも含めて一鶴の味と言うやつだろう。
大富豪になったナキが歓声をあげ、大貧民になった小槌が絶叫をあげたところで、俺はイヤホンを耳から外した。うるさすぎるコイツら。
「それにしても瑠璃のやつ……本当に楽しそうだな」
昔友達を作るために無理してイメチェンした結果、随分と苦しんでいた時期もあったけど、どうやら俺が見てない間に諸々の問題は勝手に自分で解決してしまっていたらしい。
今の瑠璃は相変わらず素の自分を隠したままだけど、もう以前のように苦しんでいる気配は微塵も感じない。
なんというか、若者の成長は本当に早いものだ。
俺がなんとかしてやろうと妹に構ってやっていたのは、今考えてみれば普通に余計なお世話だったのかもしれない。そりゃキモイとかウザいとか言われるわけだよ。
なんてな。
何が本心で何が嘘かくらい俺だって分かってる。
だって俺はアイツの兄貴なんだからな。
だからもし、次に瑠璃が苦しむことがあったら、その時はたとえ死ぬほどウザがられようとも、全力で兄としてアイツを守ってやろうと思う。
それだけだ。
「さーてと、スタジオに行って、直接可愛い妹が配信してる姿でも見に行くか」
配信中だから俺を罵倒したくても出来ないだろうしな。
俺は授業参観に向かう母親のような気持ちで、軽やかに事務室を後にするのだった。
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