第21話 アリアスと女神様の就寝

 エリシアside

 入浴で恥ずかしめにあったエリシアは顔を赤くしながら部屋に戻り座っていた。


「そろそろ寝ませんか?」

 

 夜も遅くなってきてそろそろ寝る時間になった為、アリアスは声を掛ける。


「……ああ、そうだな」


 エリシアは頷く。


「あ、寝るところですが」

「別に掛ける布団があれば床でも大丈夫だ」


 エリシアはアリアスが話す前に言う。


「だめですよ」


 アリアスは怒った表情になる。


「え?流石にベッドでは寝られないだろう」


 エリシアはどうするのか疑問な表情になる。


「一緒に寝れば大丈夫です」


 アリアスは呆けた笑みで言う。


「……床で寝ます」


 先ほどの入浴でのスキンシップをエリシアは思い出し無意識に後ろに身体を退く。


「エリシア、流石に大丈夫だから」


 アリアスは落ちついた表情をしてエリシアに声を掛ける。


「……あんまり信用出来ないんだが」


 エリシアはジト目でアリアスを見る。


「それなら今から一緒に寝て信じて下さい」


 アリアスは優しい笑みを浮かべる。


「……わかった」


 渋々エリシアは頷く。


 夜になり、エリシアとアリアスはベッドに入り眠りについた。リアは小さなベッドで気持ち良さそうに寝ている。


「……」


 まさか、人間と同じく一緒に寝るとは思ってもいなかった。


「……」


 寝るという動作も始めてかも知れない。


「……」


 神封石しんふうせきに封印されていた時は寝ているのか起きているのかすら全く感覚がなかった。


「……」


 天界人も睡眠はとってはいる。だが、人間と違い短時間の睡眠さえすれば活動が出来る。


(こんなに長い時間の睡眠は出来ないし眠れないだろうな)


 エリシアはアリアスにぶつからないように寝返りをうつ。


「寝れませんか?」

「!?」


 突然、声を掛けられエリシアは驚く。


「起きていたのか?」


 エリシアはアリアスのほうを見る。


「アリアスが何か考えごとしていそうな感じがしていたので様子を見ていました」


 アリアスは小声で言う。


「……」


 恥ずかしそうな表情をアリアスはする。


「エリシア」


 アリアスはエリシアの名前を呼ぶ。


「?」


 突然名前を呼ばれてエリシアは戸惑う。


「これから、


 優しい声でアリアスは言う。


「……ああ、こちらこそよろしくお願いします」


 エリシアは笑顔で言う。


「……ありがとう」


 アリアスはお礼を言い気持ち良さそうに夢の中に落ちて行った。


「……おやすみ、アリアス」


 小声でアリアスはエリシアにお休みを言う。


(これから、どうなるのだろうか)


 エリシアは目を閉じながら考える。


(アリアスとリアの未来を変えなければ行けないからな)


 これからのことを考える。


(がんばらないとな)


 エリシアも目を閉じて眠りにつく。














そして、




------------------------------------------------------------------------------------作者「21話目終わりました」


エリシア「お疲れ」


作者「……これで自由ですか?」


エリシア「……貴様に自由な時間などない」


作者「……」


アリアス(!エリシアにFFTCG没収させたほうが良いかもね)




  

 

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