第16話 託すきっかけ

 エリシアside

「……は?」


 突然レンにアリアスの家に泊めて欲しいと話をされエリシアは驚いた表情を見せる。


「レン!!急に何を言ってるんだ」


 エリシアは我に返り、怒った表情でレンを見る。


「え?エリシアちゃん、アリアスちゃん、リアちゃん3人で暮らすための提案だけど」


 レンは気にする様子もなく笑顔で答える。


「なぜそうなる!!」


 エリシアは怒り口調でレンに言う?


「……エリシアちゃん、リアちゃん起きちゃうから外に出ようか」


「……ああ、わかった」


 エリシアとレンは外に出る。


「さあて、どういうことか説明しろ」


 エリシアはレンの目を覗き込む。


「え?手助けだよ」


 レンは笑顔で答える。


「手助け?」


 エリシアは疑問な表情になる。


「そう、手助けだよ」


 レンは笑顔をくずさず答える。


「そんな、手助けなどいら」

「正確には自分の手助けにもなるから出来ればアリアスちゃんとリアちゃんのところに一緒にいて欲しいんだ」


 レンはエリシアの話に割り込むような形で話に入る。


「……どういうことだ?」


 エリシアは真剣な表情でレンの目を覗き込む。


「自分も医者の仕事があるから、アリアスちゃん、リアちゃんを常に見てあげられないからね」


 レンは笑顔をくずしエリシアの目を見返す?


「……なるほど」


 エリシアは納得した表情を見せる。


「サーペント家ならメイドさんとかいるからどうにかなるがこんな町外れだとね急変とかあったらね」


 レンは無表情でエリシアを見る。


「それで、アリアス家に泊まれということか」


 エリシアはレンの表情を観察して話をする。


「まあ、そうだね」


 レンは笑顔で答える。


「その前にアリアスさんから泊まって良いか許可もらってないだろう」 


 エリシアは怒った表情になりレンを見る。


「そこは大丈夫だと思うよ」


 レンは自信に満ちた表情で答える。


「自信の根拠は?」


 エリシアはレンの目を覗き込む。


「勘かな」


 レンは自信ありげに答える。


「……」


 エリシアは無言でイラッとした表情でレンを見る。


「それじゃあ戻りますか」


 レンとエリシアはアリアスの家に入る。


 アリアスside

 レンとエリシアが家に入る。


「……」


 レンとエリシアの話し合いを終えたようだ。


「それじゃあ改めて申し訳ないんだがエリシアを泊めて欲しいんだけど良いかな」


 レンは真剣な表情でアリアスにお願いをする。


(レン先生は恐らく何かを知っているんだろう)


 アリアスはレンの目を覗き込む。


「レン先生」


 小さな声でレンの名前を呼ぶとレンは近づき。


「エリシアちゃんがアリアスちゃんの時間人生とリアちゃんの人生時間を託して行くから大丈夫だよ」


 レンは笑顔でアリアスに小声で伝える。






 そして、アリアスとリアの時間人生




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作者「16話目終わったぞ」


エリシア「お疲れ様」


作者「さあて、ゆっくり休むぞ」


エリシア「なあ、作者」


作者「うん」


エリシア「このあとがき書くのやめないか?」


作者「なんでですか」


エリシア「このあとがき書くのも本編書く以上にエネルギー使ってるなあと思ってな」


作者「使ってませんよ」


エリシア(絶対使ってる)


作者「あとがきは書き続けて行きますよ」



 もし良かったらこちらの作品も読んでいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。


「感情を失った僕は《厄災、破滅、絶望の女神》と一緒に住むことになりました」リンク↓

https://kakuyomu.jp/works/16817330659877612214

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