第6話 永遠の終わりに

「……」


 少年は目を覚ます。


「……?」


 少年は違和感を感じて、身体を触り確認する。


「……」


 金属粉は身体からは離れている。


「……」


 体が筋肉痛のような痛みが残っている。


「……」


 どうしてか命を失った感覚はなかった。


「……」


 改めて錆びた金属の塊を見ると金属粉は動いてる様子がなかった。


「……」


 どうして生きてるかわからないでいる。


「……」


 改めてハンマーで錆びた金属の塊を叩く。





「……」


 しばらく叩き続けると金属粉が散る。


「……」


 金属粉が生きてるように動き出し身体に付着し始める。


「……」


 少年は錆びた金属から離れて棚にあるビンに入った透明な液体を金属粉や身体にかける。


「……」


 液体をかけた金属粉は黒くなり動かなくなる。


「……」


 少年は錆びた金属の塊にも液体をかける。


「……?」


 錆びた金属にかけても黒くならず何も変わる様子がなかった。


「……」


 少年は考え始めて、棚にある実とビンに入った透明な液体を錆びた金属の近くにおるところにおいて再び叩き始める。





   

「……?」


 少年は空腹と乾きが襲って来る。

 

「……!」


 少年は迷いもなく実を口にして透明な液体を飲み込む。


「……がはあ、げほ」


 少年は激痛と血を吐き痙攣して倒れこみ気絶する。







「……」


 気絶から目を覚ましてすぐにハンマーを持ち錆びた金属の塊を叩き始める。


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 そして、ひたすら錆びた金属の塊を叩き続けていく。飢えと乾きをしのぐ為に実と液体を飲んで血を吐き激痛に耐え。金属粉の対策をしていきひたすら叩き続けていく。







 どれくらいの時間がたったかわからないまま錆びた金属の塊を叩き続ける。






 錆びた金属の塊の亀裂が増えていき、輝きが増していく。







 そして、終わりの時がやってくる。


「……??」


 叩いた瞬間に錆びた金属の錆びが剥がれて行き、きらびやかに輝く。


「……」


 男はきらびやかに輝く金属を見てやわらかな表情を見せる。


「……」


 男は満足そうな表情を見せる。


「……」


 しばらく金属を眺めていると金属は音もなく崩れさっていき粉になる。


「……」


 男は笑顔を見せて満足気な表情をして倒れる。


「……」


 全てが終わったような表情で男は目を閉じる。



























 そして、時間人生





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作者「6話目、終わったぞ」


???「お疲れ」


作者「さあて7話目か」


???「7話目は鬼門と言ってたがどうするかは決めているんだよな?」


作者「決めているわけないじゃないですか」


???「おい」


作者「……一応何となくは決めてますよ」


???「マジか」


作者「ええ、マジです」


???「期待しているぞ」


作者「はい、がんばります」


???「しくじったら危ない実と危ない液体飲ませるからな」


作者(逃げていいですかね?)



 もし良かったらこちらの作品も読んでいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。


「感情を失った僕は《厄災、破滅、絶望の女神》と一緒に住むことになりました」リンク↓

https://kakuyomu.jp/works/16817330659877612214

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