第6話

そう問い続けてた。


結局。

メインと言うようなものは無いのだ、と。


今、こうしてバスに揺られている私は知ってる。


どれもこれもサブだ。

生きている心が在って、それが、たぶんメインなのだろう。


その端々で、思うこと。

それを、どうにかして形に出来ないかとするサブの。


サブがメインで、メインがサブで。

どっちが、どうなのか本当のところは、分からない。


ただ、ポーっとしている。


それがメインだ。


なんて言ってみたり、思えば私にとって面白い問いを与えてくれた。

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