売れた?
しばらく待つと良いお知らせが届きました。
なんと‼︎
なんと瀬伶菜がかいたイラストとオレが塗り塗りした絵が携帯の絵文字として、販売することができることになったのです‼︎
まあ、売れなきゃねー…?という感じなのですがね。
で、数日後…
売れたーー‼︎
オレは一番に瀬伶菜に報告した。
「わー、落書きって売れるんだ〜」
と自己評価の低い瀬伶菜さん…
売れたとはいえ、ほんの一名なんですけどね。でも、それでもやっぱり嬉しいのだ。
そして、一日…一日とポツリポツリとどなたかがご購入してくださっているっ‼︎
よし‼︎頑張ってもっとたくさんつくろうとオレは日々徹夜して瀬伶菜のイラストに色をつけた。
ふぅ。
たくさんできたぞ!
で、こちらをまたアップしますと。
その作業をコツコツと続けた。
おかげで、少しずつではあるがなかなか順調な売れ行きになりつつあった。
ずいぶんとなが〜く交換日記をしていたおかげでイラストは、たっくさんまだまだあるぞ。
どんどん頑張らねば‼︎そして、瀬伶菜につり合えるように頑張るんだ‼︎
幸いにも瀬伶菜は、お見合いをするといってもどうやら大学は、卒業まできちんといるそうだから、まだ…大丈夫なはず。
だって瀬伶菜は、今日もオレの部屋でゴロゴロしてるし。
「瀬伶菜ーまた売れたよー」
「すごー」
「瀬伶菜の絵のセンスが抜群なんだよ」
「え〜、そうかなぁ。ま、わたしが色塗ったら台無しだけどねー。」
「だな。瀬伶菜下絵はうまいけど、塗るとね…」
「ね、遼は下絵下手だけど色塗り幻想的で抜群なんだよね」
「たしかに」
そんなオレたちの合作した作品は、なかなか順調にいっている。
おこずかい程度を稼げるくらいになっていった。
そのお金は、二人で分け合おうと瀬伶菜が提案してくれたのでそうすることにした。
そして、オレはそのお金の一部を使って瀬伶菜と遊びに出かけたりした。
はたからみたらデートなのだろう。
しかし、瀬伶菜にとったらオレは昔から一緒にいる家族のような存在だからきっとデートなんて思ってもいないんだろうな。
まぁ、オレはデートだと思って毎回嬉しいのだった。
でも、いいよね?どう思おうが個人の自由なんだし…さ?
と、自分に言い聞かせてている毎日だ。
でもさ、そんなおこずかいに毛が生えたくらいじゃ…お見合いなんてとめることできないんだよね…。
あぁ…どうすればいいのだろうか…
もっと絵を徹夜でやるとか?
でも、ずっとこれで生活は成り立つのだろうか?
…
どうしたもんか…
続く。
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