第12話 グラシン四天王PART1

緑獄天狗「欲望にまみれ…嫉妬に駆られ…憤怒に呑まれて…怠惰に生きる憎たらしい人間どもめ…あの魔法屋敷に存在するの宝を狙ってきたのか?」

アーク「魔法屋敷に存在する宝?なんだそれ?」

タヌ助「宝玉以外に何か在るのか?!」

緑獄天狗「宝玉…?あれはグラシン山につわたる秘宝。全く素性も分からぬ…おぬしらなどに…決して私はせんぞ!!」

タヌ助「緑色をした大きな天狗!?高度な知性を持っているみたいだぜ…」

嵐剣の四天王・緑獄天狗!!

緑獄天狗「無様に死ぬがいい!!欲に目がくらみ…強欲のままに…土の宝玉を…探しだそうとする!!!愚か者どもめ!!」

タヌ助「…やっぱ宝玉なんだな」

すると…

*「まてい!!緑獄天狗!!」

何者かが緑獄天狗に話しかけるがこちらからは顔は見えないようだ…

*「その者たちは1000年前のあの約束を果たせるかもしれんぞう?」

緑獄天狗「…………。なるほどな…お前達は挑む者チャレンジャーだったって訳か……では屋敷と宝玉の伝説は真実だったということか。」

アーク「屋敷と宝玉の伝説?なんだそりゃ?」

緑獄天狗「知らぬのか?」

アーク「ああ知らないね」

緑獄天狗「伝説はおいておいて……ならばお前が言い伝えの男であるのかどうかを…我々グラシン四天王が試してやるとしよう。」

タヌ助「おいておくんかぁ~い!!!」

緑獄天狗「いいかよく聞けよ…かの魔法屋敷に入るには我らグラシン山の四天王の持つ四季の玉がどのみち必要になるのだ」

タヌ助「へぇ~そうなんだ」

緑獄天狗「そうだ!!お前がもし土の宝玉がいるというのなら…四季の玉が欲しけりゃ…各個我々の砦にぶん取りに来い!!」

アーク「なるほどな!!戦えってことだな!!分かりやすいぜ!!」

土石流鯰「面白いのゥ!!!!このところ巣に挑み上がってくる奴らがおらんで退屈していたからのゥ!!!」

水衝撃震の四天王・土石流鯰!!

千手甲虫「ギャハハハッ…ド石器流鯰のご老体がまーた無理すんのかいな(笑)!!そのふる~い古傷が痛まなけりゃいいけどなぁギャハハハハッ!!!」

鎧千剣虫の四天王・千手甲虫!!

土石流鯰「な…な…なんじゃとぉ!?この虫けらめ!!」

千手甲虫「俺が虫けらなら…アンタはミジンコだ!!」

空覇銃鷲「なるほど…勝者がこいつらの運命を好きにできるという訳か…おもしろい」

狡猾暴虐の四天王・空覇銃鷲!!

空覇銃鷲「それに新鮮な人を喰うのはひさしぶりだ。舌がなりそうでたまらぬ。」

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