第1章 魔法仕掛けの屋敷とグラシン四天王

第6話 イクトトオ村と語りタヌキ

第1章 魔法仕掛けの屋敷とグラシン四天王

アーク「ここが最初の世界だな…ようは…異世界の着陸点…ん?」

アークは何かに気付いたようだ

アーク「おっと早速看板があるな!なになに…?」

~ここは水と土が豊な異界グラシン、なんらかの情報がほしけりゃ…近くのイクトトオ村の酒場までくるんだねぇ~

アーク「イクトトオ村か……まあ目的地点はないけれど…ひとまず行ってみるか!!」

アークは歩いてイクトトオ村に向かう…

~イクトトオ村~

アーク「ついたぜ!!早速情報収集するとしますか…近くの人は…おっ…居たぜ!!話でも聞いてみるか」

アークは近くにいた村人に話を聞いた

アーク「すみません!!イクトトオ村について教えて欲しいのですが……」

村人「この村についてか…?ならこの村の歴史はどうだい……なんでもこの村は1000年前からあるらしいぜ……俺も本当かどうかもしらないけどな……」

アーク「1000年前からある村だって…!?」

村人「それに…」

アーク「それに…?」

村人「この村の村長なら…アンタが知りたい情報とか…もしかしたら…もっているかもな」

アーク「この村の村長…ひとまず会ってみるか…」

村人「ああその方がいいと思うぜ」

アーク「それじゃあ会いに行ってくるぜ!!」

村人「幸運を祈ってるぜ!!」

アークはそんなわけで村長の家に向かう…

~イクトトオ村・村長宅~

アーク「こんにちはー!!すみませーん!!」

イクトトオ村長「はい!!なんじゃいな見たところ…旅的な者よ?」

アーク「……実はわけあって…旅をしている者なんですが……道に迷ったというか…目的地がないので…情報が欲しいんです……そんな訳でここら辺の場所でなんらかの情報を保有している情報屋がいる場所を知りませんか?」

イクトトオ村長「そういう事情かい……ならばこの村を抜けてイクナサの森を抜けると荒れ寺がある…その荒れ寺に盗賊が住み着いてな…」

アーク「盗賊?関係があるのか?」

イクトトオ村長「関係あるんじゃ…そいつはな情報屋じゃよ」

アーク「おおっ!!盗賊の情報屋か!!なるほどな…ありがとうございますだぜ!!」

イクトトオ村長「いいんじゃよ」

アーク「よしすぐにいくか!!情報を貰いに荒れ寺の盗賊に会いになッ!!」

~イクトトオ村郊外~

アーク「この先がイクナサの森…深そうじゃないいいけど」

*「よぉ…アンタはこの森でいったい何をしているんだ?」

アーク「ん…?気のせいか?声がしたような…やっぱり気のせいか?」

アークの視線内には声が発したもの…その姿は見当たらないようだ…

*「あのな……下だ下ッ!!」

アーク「え…?下?…あっ!?タヌキ!?」

アークが見たものは言葉…即ち人語を話すタヌキだった

*「なんか気付くの遅っせぇぞ!!オイラの名前はタヌ助!!絶滅寸前の語り喋るタヌキなのだ!!」

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