転生
私が席に着くと急にクラスが真っ暗になった。
えっ、停電?
辺りを見渡そうとした瞬間クラスが爆発し、クラスメート達が騒ぎ出す間もなくみんなの意識はなくなった。
どうなっているのかわからないまま、私の目の前は暗くなる。
うぅ、頭が痛い…
さっきの爆発で頭を打ったかな。
私が目を覚ますとそこは真っ白な空間だった。見渡す限り何もない。
『目を覚まされましたか。』
急にどこからか女でも男でも老人でも子供でもない、しかし何故か安心してしまう声が聞こえた。
「だ、だれ?」
『おっと、驚かせてしまいましたか。申し訳ございません。安心してください、私は怪しいものではございませんよ。』
怪しい人って大体そういうよね。
『なかなか手厳しいですね。』
って私の心を読んだの!?
『はい、神の私には造作もない事です。』
か、神様!?
『はいそうです。あなたは不運の事故で亡くなってしまったので、お詫びに異世界転生を差し上げようかと思いあなたをここに呼びました。』
転生か~それもいいいな。
でもどうせなら、もともと住んでいたところのほうがいいよね。
「生き返らせることは無理なんですか?」
『残念ですがそれは不可能です。私は死者を導くことしかできないので…』
無理ならしょうがない、あきらめよう。
なら異世界転生でお願いします。
『分かりました。あっ、特典も付けときますね。』
ありがとうございます!
『それではよい人生を。』
神様はそう言って私に手を振って微笑んだ。
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