第4話 「火に油を注ぐ」在日外国人
米映画「マネーボール」2011年 で、アスレチックスのGM ビリー・ビーンが、「専門家の評価や予測で、若者の人生を狂わせる」スカウター(野球選手を発掘する専門家)にこう言う。「君たちは水晶玉でも持っているのか。自分たちの予測だけで人の一生を台無しにするな。チームをガタガタにするな。」と。
「正論」創刊600号(2021年9月)には、お調子者の日本人に混じり、香港だの中国本土出身者が「日本がしっかりしないと、日本の生命線である台湾が中国のものになる」なんて日本人を煽っている。
「台湾が中国のものにあったら、次に狙われるのは日本」だと?
「大きなお世話だ !」
「わたしたち日本人は、日本人としての歴史と精神に則って、自分たちで運命を決める。外国人や韓流日本人擬きにガタガタ言われる筋はない。」
→ と言って、実際に今の日本は「在日韓国人の、在日韓国人による、在日韓国人のための政治」に翻弄されていますが・・・。
だからこそ、ここに来て韓国人ばかりでなく、(元)中国人だのチベット人だのアメリカ人だのが、人の家に来て家人に向かって、防犯のために窓に格子をつけろ、犬を飼え、拳銃を用意しろなどと、家を引っかき回されては、堪らない。
国際問題評論家だの中国専門家という人たちは、「こうなる・ああなる」と勝手なことばかり言う。自分一人、若しくは自分の家族に向かって言うのなら良いが、お金をもらって(雑誌等に記事を書き)世論に訴えるというのは責任がある。
どのみち責任など取りようもないし・取るつもりもないくせに、日本がしっかりと中国を抑止しろ、日本が台湾の独立を承認しろなどど、日本人の金と日本人の若者の命を弄(もてあそ)ぶようなことを言ってもらっては困るのです。
○ なぜ中国人が日本に来て自分の祖国を悪く言うのか。
言いたければ中国で言って下さい。あなたがたが、何百年も日本に住み、父や祖父を太平洋戦争で亡くしたとか、日本の歴史を生きた人間であれば、それも結構ですが、昨日今日帰化したばかりの「ガキ」の分際で、なにを偉そうに日本の歴史を変えようとするのか。
この雑誌(正論)の全体的な主張は、その表紙にある通り、「日本が軍事力を増強すれば、中国が恐れをなして台湾に手を出さないであろう」なんていう、あきれ果てた・いい加減な論理です(この雑誌に投稿している日本人・中国人の主張)。
しかし、
① 中国はそれほど柔(やわ)な国ではない。やるといったらやる国です。
日本が何十兆円・何百兆円金を使ってハリネズミのようになっても、やるべき時はやる。
ただ、アメリカのように、枯れ葉剤を撒いて何万人ものベトナム人の子供を殺したり、民間人に対して原爆や水爆を落としたりといった「アングロサクソン流倫理」で事を進めることはない。
対日戦争でも朝鮮戦争でも、彼らは英雄としての論理と倫理で、辛抱強く・粘り強く戦ったし、ベトナム戦争でもそういう助け方をしてきたではないか。予想や予測・憶測や推測ではなく、過去の歴史・実績を見るべきです。
② 中国という国は、金や覇権という子供染みた論理や感情で動いているのではない。
それをやっているのはアメリカや韓国・台湾客家、そして日本(の韓流政治屋やマスコミ)でしょう。
彼らは歴史の必然・国家の命運に鑑みて、中国は現世粛々と対台湾問題に処している。それは、ここ数年、台湾が嫌中国になってきてからの中国の態度を見れば明らかです。アメリカや日本の「政治屋」のお遊び感覚的芝居とは違い、そこには迫力・真剣味が感じられる。
人民報日本語版の記事や遠藤誉女史の投稿記事を読めば、一目瞭然です。(遠藤誉女史は理学博士だけあって、その論理には整合性がある。中国に対する辛辣な評価が、裏を返せば長所ともなる、ということを教えてくれています。)
③ 中国や香港出身者が日本へ来て勝手なことを言い、日本人を煽動するのは罪です。
隣の家に行き自分の家族の悪口を言うというのは、非常に見苦しい。中国で・香港で中国の非難をして、それで万が一、彼らが殺されるのであれば、それが中国人としての正しい生き方(死に方)ではないのか。
中国が嫌だ、香港が嫌だ、私は日本が好きだということで日本へ来られるのは結構ですし、歓迎もしますが、日本で自分の母国の悪口を(自分の家族相手に言うばかりか)日本人に対し、しかも公共のメディアで叫ぶのは正しい行為ではない。中国という国家の倫理観をとやかく言う以前、彼ら自身の倫理観が問われることになるのです。
2023年11月21日
V.1.1
2023年11月22日
V.2.1
平栗雅人
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