第3話 独立しないから税金が安い台湾(10年前の話)
10年前に台湾に住み始めた頃、わたしが感じたのは「この国は日本に比べて格段に税金が安い」ということでした。
なぜ安いのかというと、日本のように世界中に在外公館を置く必要がないから。
日本では世界中の在外公館維持自体に何兆円もかかるし、更には「彼らのお仕事」である海外援助(お金のばらまき)の為に、更に何兆円もかかる。
また、日本の天下りという悪習もないようですし、在日韓国人特権という何兆円もの足枷もない。そもそも、台湾に敵国は存在しないのですから、「日本の自衛隊や沿岸警備隊」で十分であり、ミサイルや戦闘機など、まさに無用の長物。
だから、税金が安い。
128CCのバイクの税金が300円 ! 日本の約10分の1でした。
多くの日本人が田畑売り払って台湾に永住するわけです(在日韓国人が結構いるんです)。
もっとも、食文化に関しては中国の100分の1(YouTube 「大陸尋奇」を見る限りにおいて)という貧相ぶり。化学調味料・合成保存料・着色料のオンパレードで、台湾の皮膚科と腎臓透析病院の数は、人口比世界一多いらしい。
食品添加物認可数世界一の日本も台湾化してきていますが、まだ台湾よりはマシ? (しかし、日本で認可されている食品添加物は1,500、ドイツは50、アメリカでも130だそうです。
亜硫酸ナトリウム(発癌物質)というのは、日本の輸入ワインには必ず入っていますが、台湾で売られている欧州やオーストラリア・南北アメリカからの輸入ワインには入っていない。台湾の方が日本よりもずっと暑いのですから、保存料としての必要性は高いにも拘わらず。)
まあ、映画はインターネットで見られるので、日本からの移住組ジジババであれば、日がな一日テレビでも観ていれば良いのでしょう。
そんな、かつて中国と仲がよかった頃の古き良き台湾も、ミサイルだの戦車だの、アメリカの軍需産業の為に莫大な金を使い、グアテマラ大統領の就任式出席のためと称して専用機なんぞ仕立て、「お坊ちゃま君」みたいな政治屋が「外交」をするようになり、これからバンバン税金が高くなるでしょう。何百組もの日本からの脱出組の皆さんは、結局、疎開先の台湾でも、日本と同じようにターゲットにされる、なんてことになるかもしれません。
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