第4話 『苦しめてごめん・・』
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根米の身体を貪っている神尾という男、ぱっと見イケメン、
よく見てもイケメン。
瞳が子供のようにクリっとしてかわいく見えるような
綺麗な二重瞼を持ち、眉毛は八の字を逆さにしたような形状をしている。
それが男らしくて強い印象を与える。
そして鼻筋は高く伸びており眉と相まって、甘いルックスに反し
意志の強さを表している。
一連のプレイが終わると根米は甘えようとするのだが、神尾は
ホテルでコトが終わった後の身体でそんなことに時間を使うと
絶対寝てしまいそうだった。
そうなると泊まる羽目になるのは目に見えている為、上手く躱し
根米がとっとと洋服を着ずベッドから離れようとしない時は
置いてさっさと帰ることにしている。
◇ ◇ ◇ ◇
彼女はいつも余韻を味わいたいような素振りを見せる。
神尾は家ならまだしも、とてもこんなラブホで長居などする気になれない。
早く家に帰って風呂に入りゆっくり寛ぎたいと思う。
それは翌日が平日であろうと休日であろうと考えは変わらない。
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