第13話

家に入ると、遥がテレビを見ながら、くつろいでいた。妹なのにこの差よ。まぁ実の兄妹だから、そんな感情抱くはずないって感じなんだろうが。義理でもなんで俺がこんなに好かれているのか分からないが。なにか決定的なイベントが怒ったわけでもないと思うんだが。日頃の積み重ねかね。


俺はそう思いながら、荷物を持って、自室に入り、荷物を置いて再びリビングにやってきた。


「それで遥は何を見てるんだ?」


「東大式だよ。東大生って面白い人が多いね。わざとらしく天然の振りをするクラスメイトとよりガチもんの天然だから思わず笑みがこぼれちゃうよ」


「まぁ頭がよすぎるのは変人が多いからな。東大生でも普通の人と変わらない人もいっぱいいると思うが、やっぱりなにかをやらせるとやっぱりさすが東大生だなということもあるだろうが」


基本的勉学の極みのような東大生に違うことをやらせたら結構な成績を残したりする。甲子園にでる高校も私学の強豪じゃなくて、県立高校だと大体進学校だしな。頭がいいやつは何をやらせても一流になったりする。


「そうだねー。東大生は何をやらしてもたぶん優秀だろうね。コミュニケーション能力も、喋って観察してれば、すぐに身に付きそうだし」


女子と喋んないと思ってるやつもいるだろうが、モテたいと思ってる連中はみるみるうちにコミュニケーション能力を身に付けて、会見もよくなってモテるんだろうな。元々東大生の母親は美人なことが多い。そりゃお金持ちの奥さんは美人だよな。だから自ずとそっち方面を磨けばイケメンになるってことだ。一番イケメンが多いのは慶應大学だと思うが。勉強も外見も幼いときから、磨いているからな。


「それだけやっぱり東大生は優れているんだよな。羨ましいわ。特にイケメンな東大生は」


「お兄様も充分頭いいと思いますし、イケメンだと思いますよ」


「東大生に比べたら、大したことない。モデルに比べたらイケメンではない。結局中途半端なんだよ」


一つでも極めればまた違うんだろうが、極めるまでに挫折をしそうなんだよな。結局俺は努力したことが結果に、すぐに現れなきゃやめちゃうからな。頭がよくなりたくてもまあまあのレベルまでいったら、これでいいやとなるしな。東大生みたいになにかを極めることはできない。


「お兄様は努力すればある程度のことはなんでもできますから、どんなものも上手くいくと

思いますが」


「極めるにはかなりの努力が必要だから、俺みたいなある程度で満足しちゃうタイプは極めることはできない」


高校受験はるなもとキャンパスライフで出会って、何がなんでも受かってやると思って努力できただけだからな。るなもと付き合いという一心で頑張れた。最初は果林が行きたくて、一人だとナンパされるから、付いてきてほしいですのと言われて付いて行ったんだよな。結果的にそれが正解だったわけだが。


「まぁお兄様はある程度の成功を収めてくれれば、充分でしょうが、将来的には私がサポートするのでもっと成功できるようにしますよ」


いや俺るなもと付き合いたいんだが。後妹をそいう目で見れない。長く一緒にいると、恋愛感情を抱きにくくなるのだ。それは女子にも言える。最初っから気になっているなら、恋愛感情抱くかもしれないが。主人公なら、幼馴染みにそいう感情を抱かせることは可能だろう。だが俺みたいな普通のやつはそれを抱かせることは無理だ。実際に果林は智輝が好きだし。


「それは機会があったらな」


ここで否定すると、ヤンデレ化しかねないからな。果林さんとそんなに一緒にいたいんですか。女狐めと言って、果林なにかをしかねないからな。適当にはぐらかしとく。


「それじゃ俺はそろそろ風呂に行くわ。あんまり遥も夜更かしするなよ」 


そう言って俺は部屋にパジャマを取りに行った。そして風呂場に着くと、服を脱ぎ、風呂に入ると、体を洗って、湯船に入った。るなもとデートか、今からどこに行くか計画しておかないとな。まさか果林以外の女子と出掛けれるときが来るとはな。しかも好きな女子とだ。まぁるなもは智輝が好きだが、俺にもデートできるってことは勝機はあるってことだろう。


俺は湯船でふぅーと言いながら、肩まで沈める。夏とはいえ、やっぱり暑い湯船に浸かるのはいいものだな。これが温泉好きの気持ちか。この湯船は恐らく、遥達が入った後だろうが、妹だから気にしたりはしない。これがるなもだったら意識しまくりだが。


そして十分くらい入って、俺はでた。そしてパジャマに着替えた。


はぁーやっぱりティシャツだけどっかいってるわ。まぁ奏が持っていったんだろうが。まぁ明日には洗濯物に出されているから、別に気にするほどでもない。何に使われてるかは分からないが。


俺は脱衣所をでて、部屋に入ると、俺はユニゾンエアーを始める。そしてある程度の上位にいって、俺は眠ることにした。ベッドに横になりめを瞑る。明日からまたテスト勉強をしないといけないと思うときが思いが、まぁ赤点さえとらなければ成績は親は気にしないからいいだろうと思い、そのまんま寝た。





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