010 そして賢者の(規制的に)厳しい修行は続く!『水・風・光・闇・火の行』
「うー、全身泥の跡が⋯⋯」
「次の修行は水浴びだから、それまで我慢してくれ」
「水浴び? つまり水属性の修行ですね?」
「そうだ。 あっちに滝があるから行こうか」
こうして俺たちは水場へと移動したのだった。
そこはちょっとした滝である。
その下はプールのような少し深めの池みたいになっているので修行には都合の良い環境だ。
「ここでどうするのですか?」
「水とは激流であり清流でもある、その心を掴むのだ」
まあその方法は単純だった。
「滝浴び⋯⋯ですか?」
「ああそうだ」
古今東西、水の修行と言えばコレだからな。
当然これも俺の子供時代のお遊びのひとつである。
そして俺たちは滝の真下に入ったすると──!?
ばるんっ! ばるんっ! ばるんっ!
なんということだ! イリーナのおっぱいが滝の水で弾みまくって暴れているではないか!
しかしイリーナは初めての滝浴びで余裕もないらしく目も開けられないようだった。
俺か? 俺にはもうこんな修業は慣れっこさ。
つまり心に余裕をもってイリーナの弾けるおっぱいを見放題である!
普通の滝行といえば煩悩を払うんだが俺はむしろ煩悩を高めていた。
こうして俺たちは滝浴びと、ただ水に浮かぶだけとを何度も繰り返して水の心を知るのだった。
まあ俺が知ったのはイリーナの弾むおっぱいとイリーナの浮かぶおっぱいだけだったんだが⋯⋯。
次は『風の行』である。
俺たちは濡れた身体を乾かすように風を浴びている。
この素肌を風が撫でるような感覚がたまらん!
「ん⋯⋯♡」
どうもイリーナはこの感覚に慣れていないようだな、まあ当然か。
俺たちは裸で山風を感じる崖に立っているのだった。
俺たちは崖に全裸で立つという異常な状態なのだが、それが当たり前に持っていくのがこの『風の行』である。
暫くすると鳥が寄ってきてイリーナと戯れていた。
なんと幻想的な世界なんだ、『風の妖精』というようなタイトルの絵画にでもなったような素晴らしいらしい景色だった。
次は『光の行』である。
火と闇は夜にするので先に光の修行をすることにした。
といってもこれは何もしない。
ただ寝転がっての日光浴である、まあ休憩も兼ねている。
ただしこれも全裸でだが。
しかしこの修行には欠陥がある、それは日焼けしてしまう事だな。
俺は気にせんがイリーナの眩しい白い肌が日焼けするのは忍びない⋯⋯そこで!
「この日焼け止めローションを塗るか?」
「そんなものがあるんですね! お願いしますわ!」
どうやら俺が塗ってあげることは決定事項らしい。
ここまで何度も俺にボディタッチされてきたのでイリーナもすっかり慣れたんだろう。
泥の時とは違う⋯⋯このつやつやしたローションの肌触りで感じるイリーナの玉の肌⋯⋯スベスベである!
俺が教師として立派な人格者で本当に良かった!
こんなエロい裸のイリーナを前に普通の男なら我慢できるわけがない!
「今度は私がジーク様の背中に塗って差し上げますわ」
べつに俺は日焼けなんか気にしないのだが⋯⋯。
むにゅうっ!?
や・わ・ら・か・い!
この背中に当たる二つの感触は!?
「ああジーク様すみません! 滑ってしまい胸をジーク様のお背中に当ててしまいましたわ♡」
「⋯⋯滑ったのならしかたないなあ」
イリーナはそのまま俺に抱きつくように、おっぱいを押し付けて俺の背中に満遍なく日焼け止めローションを塗ってくれたのだった。
そして俺たちはその後そろって寝転んで日向ぼっこをするのだった。
「次は『闇の行』なんだが⋯⋯これは街で行う」
「街へ行くのですか?」
まあ魔法の修行を街中で行うのは珍しいかもな。
俺たちは全裸のまま透明マントで身体を隠しつつ魔女箒で街に向かった。
そして着いた時にはもうすっかり夜である。
「あの⋯⋯ここで何をするのですか?」
「ここで俺たちは闇に同化する訓練を行う」
夜といってもまだ人影はある。
その人たちに気づかれないように俺たちは全裸で裏路地から裏路地へと表通りを何度も横切る。
「こうやって気配を絶ち⋯⋯闇と一体化するのだ」
「⋯⋯意外と気づかれないものなんですね♡」
イリーナは興奮しているようだった。
まあ当然だろう、俺のようにもう感覚がマヒしているわけではないのにこの異常な状況⋯⋯。
頭が沸騰してパーになってもおかしくない。
「はあはあ⋯⋯♡ この修行は私には⋯⋯。 こんな姿を誰かに見られたら私⋯⋯♡(ゾクッ)」
そうだな⋯⋯俺がイリーナの裸を見るのは構わんが、このイリーナの裸をどこともしれん野郎どもに見せるなんてとんでもないな!
もしもイリーナの全裸エロボディを見たのが普通の男なら間違いなく襲うだろう。
俺のような心を律することのできる賢者とは違うのだ!
「この修行はまだイリーナには早かったようだな」
「そうみたいです♡」
なんかハアハアとイリーナの息が荒い、とても興奮状態のようだった。
「今日はここまでだな、帰るぞ」
「はい⋯⋯ジーク様♡」
なんかイリーナの様子がおかしい。
頭がトリップしているようだ。
帰りはずっとイリーナは俺に抱きついていた。
やはり心細かったんだろうな。
それを俺は押し付けられるイリーナのおっぱいとともに感じるのだった。
こうして自宅に戻った俺たちは最後の『火の行』を行った。
「ああっ!? ジーク様♡ 熱いの♡ 熱いのいっぱいっ♡」
「耐えるんだイリーナ! この熱さに!」
俺たちはベッドの上で燃え上がった!
2人とも裸のままで!
「ああっ♡ ジーク様♡」
「まだまだこんなものではないぞ。 どんどん太く熱くなっていくからな!」
「はい、ください♡ ジーク様の太くて熱いのを♡」
⋯⋯俺たちがやっているのはロウソクのロウを垂らしてイリーナの肌を焼く事だった。
といってもこのロウソクはいかがわしい店御用達の低温ロウソクなので、熱いと思っても意外と火傷しないし跡も残らん優れモノだ。
最初は細くて低温のロウソクから慣らしていく。
そして徐々に太くて熱いロウソクにしていくのだ。
こうすればイリーナにも火の心が伝わるに違いない!
「ジーク様♡ もっと♡ もっとください♡」
なんて修行熱心な弟子なんだイリーナは!
俺は心を鬼にしてこの弟子に酬いねばならん!
「イリーナ! 次のは太いぞ? 耐えられるか?」
「耐えますっ♡ 私ジーク様の太いのに耐えます♡ だからちょうだいジーク様♡」
こうして俺たちの熱い夜は続くのだった。
「寝てしまったか⋯⋯」
というか気絶かもしれん。
さすがに初日から飛ばしすぎたか?
明日からの修行を見直す必要はあるだろうが、ここまでイリーナが真剣に取り組んでくれるとは思いもしなかった。
「俺も師として全てをイリーナに注ぐ覚悟を決めないといけないな」
こうして決意も新たに俺は⋯⋯裸で寝ているイリーナのとなりで眠るのだった。
もちろん俺も全裸だった!
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