第4話 生誕

うおっ、何だこの空間!?狭い!暗い!なんかタプタプしてる!なんだよ!おい!出せっ!出せよ!おらっ!くらえ!キック!キック!




はぁ、いつまでこうしてたらいいのぉ?これぇ?もう疲れたんだけどぉ...




おい...ここマジですることないんだけどぉ...なにしたらいいのこれぇ...




.......................これどんくらい時間たった?.............長い.......長すぎる.........




.........................................................................................




....なんだ?なんか足引っ張られてるぞ!?出れる!出れるぞぉ!おぉ!がんばれ!頑張って引っ張るんだ!うおおおおおおおお!ぐあ!苦し!なんか首絞められてんだけど!罠か!出そうとしたのは罠か!ぐおおおおおお!苦しぃ、苦しすぎるううううううううううううううううううう!




「おぎゃあああああああああああああああああああああ(だあああああああああああ、死ぬかと思ったああああああああああ)」


「びぎゃああああああああああああああああああああああ(危なかったあああああああ何すんだこのやろおおおおおおお)」


「うぎゃあ!おぎゃあ!えぎゃあ!んぎゃぁ(どこだここ!なんかいるな?だれだてめえら!やべ、ねむ)」








「御屋形様!奥様が!」


「うむ、急ぐとしよう」






「あなた...」


「心配するな私がついている。」






「奥様!元気な男の子ですよ!産声も超あげてます」


「逆子だったから心配したが、健康そうだな。よかった...」


「あなた似で、本当にかわいい....」


「名前は何にしようか?」


「古の大英雄の名前を借りてユージーンというのはどうかしら」


「あの霆王ユージーン・キングスカラーか、若干血なまぐさい名前な気もするがありだな」


「でしょ?」

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