ああ、あの時、彩美は黒姫の手を取った、ということですか。
予想は外れましたが、こちらの展開の方が面白い、ということなのかな。
彩美は白姫を消した先に待っている世界を理解しているのか、その辺もまだ不明ですね。
作者からの返信
こんばんは、水無月 氷泉様。
コメント頂きありがとうございます。
黒姫の管理する並行世界は明確には『彩美達が生まれ、並行世界の者達に破れてしまうまで』を、ウロボロスの輪のように繰り返しているものとなります。
厳密に言えば恐らく並行世界ではないのですが、紅達は自分達が解りやすいよう、便宜上このような言い方をしています。
外伝は物語の表面に触れ、本編で詳しくという構成になっているので、色々な部分をぼやかしていて申し訳ありません。
黒姫の手を取ったのは、彩美としてはこのまま白姫の下に居続けて並行世界の者に負け、新たな世界線の『門螺彩美』となられるよりは、『今の彩美』として円環する世界で紅と共に過ごしている方が良いという判断でした。
ですので、白姫が消えた先に何が待っているのかは知っている状態になります。
彩美は他の世界線の『門螺彩美』と自分を全くの別人として捉えているので、並行世界とはいえども『紅』という存在の隣に自分以外の人間が立つのが許せないという気持ちが強いです。ヤンデレですね←
拙作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
うーん、なるほど。
この世界を生きる彩美の気持ちも分からないではありませんね。
紅は半分神様かってくらい、意志が強くあきらめず、真摯に生きていますからね・・・。
作者からの返信
彩美は他の世界線の自分を知りません。幾ら同一人物であるとはいえども、好きな相手に別の女の姿を重ねられているようなものなので、「どこの誰を見てんのよ」の一言です。
彩美の視点から見ると、彼女の言い分もある意味では間違ってはいないのかなと…
紅の思考回路、最早『門螺彩美』という存在、概念を愛している感じなのですが、ちょっと限界オタクっぽいですね…笑
色々と懐が広すぎると言いますか、老成し過ぎているような…綾森様の『半分神様か』という表現、まさしくかもしれません。
時折、彼が高校生という設定を忘れてしまいそうになります笑