第15話 食材は殺せない(けど人は殺せる)

バイブ音

 彼の連絡

  期待する


これは、キプトが詠んだ詩。


「ふざけてるのか?

      私忙し」


こっちが、私が加えた部分。


現在私は、キプトのせいで走っていた。


くそ。せっかくのカニクリームコロッケの味が1万から500に落ちた…


※MAX100ですby筆者


とりあえず、まずはカニクリームコロッケ好きか聞こう…と考えてから、私は0.5kgを構える。



結果、私はカニ足を捥ぐことになった。


今回の正義はカニクリームコロッケではなく"カニ"だったからだ。


望み通り腕をもぎ取ってあげました。



「カニってどこの名物だっけ?」


そんな独り言を吐いて帰った。




その日の夕飯もカニだった。


ふるさと納税で届いたらしく、カニ。


「どうぞー」


キプトはパワー系馬鹿だった。


カニクリームコロッケ舐めてた。


「えー、まずカニの身を殻から抜き取って、ぐちゃぐちゃに潰してクリームにしたよ」


とのことだ。



それなのに何故か美味しい。

これが天才か…






「馬鹿だけど。」

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