第14話 私の欲は殺せない <( • ̀ω•́ )/「カニクリームコロッケェェェェ‼︎‼︎」

今日は、キプトの出勤日である。

また、物騒なことにナイフを持っていた…



事件は、突然起きる。

私が昼食の材料を買いに、近所のスーパーに行った時だ。


「コロッケが、ない!!」


大好物のカニクリームコロッケが売っていなかったっ!!


「じゃがいもコロッケならありますよ」


「カニクリームだから美味しいんです!!」


「は、はぁ。」



というわけで、少し遠くのスーパーに行くことになってしまったのだ。




それと同時にキプトとの(物理的な)距離が縮んでゆくのであった。




スーパーに着く。

しかし、ここの構造は全くわからない…


「カニクリームコロッケって、どこにありますか?」


「えっと、彼女が持ってるワゴンに在庫がありまして…もうすぐ置かれると思いますよ。」


「ありがとうございます‼︎」


店員が指した人を見る。


みたことがある制服だ。キプトの学校のもの…だったはずだ。



おかしい。



キプトの学校は休みだったはずなのに。


部活か何かだろうか。


そう思いながら、キプトの高校の生徒が置いたカニクリームコロッケを手に取る。



レジには、さっきの高校生がいた。


「次の方、どうぞ〜」


と、振り向いた彼女は、彼女だった。


キプト自身であった。


「何故に制服?」


「高校生だから‼︎」


「はぁ。」


普通なら高校に上がっていたであろう人物は、とある路地で待ち合わせの約束をして、去っていった。



ただし、店員の体重は0.5kgほど軽くなっていた…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る