第13話 ネタ切れでもこの物語は殺せない(からなんとか書いたよ!)

人間は、異世界を旅することができる。

創作物に限ったことではなく…




私は、点字路を歩いていた。


点字路を踏みたいから、踏んでいるのだ。


不安定に盛り上がる部分もあって、楽しい。


「赤ちゃんとそっくりなんだけど…」


そうキプトに言われてしまったが。


そんなわけで、キプトの背が私の肩くらいになっていた。




別の場所では…




「ううっ…疲れた…。」


スーツのまま布団に倒れ込む、蕾夢雫姫がいた。

これを書いている張本人である…w


やばい今すぐ起きて風呂入らなきゃ、汚れたままだから布団も洗わなきゃだし、朝の洗い物終わってないし…


と思いながら、夢の中へ沈んでいった…




場所は戻り…




「あれ?」


私は不思議なものを見つけた。


それは、


「"門"が開いてる。」


道の真ん中に突如現れた【門】だった。


そしてその【門】が勝手に開く。



門の後ろは見えなかった。



そこに、アニメの瞬間移動のように…



「あれ?キプト?」



キプトの知り合い?が現れた。


キプトは叫ぶ


「うぇぇぇ!?雫ちゃん⁉︎なんでここに⁉︎」



その正体は、私を主人公にして勝手に小説を書いているという、蕾夢雫姫という人物だった。


「なんか…寝たらここに。」


「ああ、よくあるパターンか。」



よくあるんだ…


なお、キプトが口止めをしてしまったため、小説については一切知ることができなかった。



そしてその数時間後、再び現れた【門】に吸い込まれ、異世界人は帰っていった。

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