頭の中の設計図#7「青春嘲笑劇」
※原文から再編集しています。
「引っ込み思案の、物語上で助けられる役目を背負った少女が主人公になるまで」――を描いた作品になります。
サブヒロイン的な登場の仕方ですが、
サブヒロイン(風)が、メインヒロイン(風)を食ってキャラとしてのし上がっていく――というのが書きたかったのがはじまりです。
(設定としては、須和がサブヒロイン風のメインヒロインであり、
悪魔の「異能力」がキャラたちを翻弄していく三部構成になっています。
(異能力にちゃんと名前をつけておけば良かった……、という反省は、次作に活かすということで)
主人公・
シンプルだからこそ、ある程度の面白さは保証されているだろう、という狙いもあり。
(ただしシンプルこそゆえに、他と比べられやすいのですけど。
今から異世界転生に手を出しても先駆者には勝てない、に近いでしょうか。
そりゃあ、そっくりそのまま、形式に則れば勝てないでしょうけど、だからこそ大喜利のように自分色を上乗せすることで個性を出すわけです)
独特だと理解されず、普遍だと比較されやすくなる……。
ですけど二番煎じはつまり、飛び抜けたヒット作ではやってくれなかったことをやれば、それが好きな人は食いついてくれる、わけでもありますし……(二次創作に近い?)、デメリットばかりでもないのでしょう。
それでも独特を貫いていけば、既存の流れではない新たな流れを生み出せるのでは?
それって、すっごい格好いいなあ、と思います。
とまあ、少し逸れましたが、とにかく自分的には珍しく、バトルをしない物語でした。
ラストですが、須和vs秋野の戦いは、自作史上、最もエグイ攻め方だったのかなあ、と。
トラウマをほじくり、まったく同じ時間を体験させる悪趣味な攻撃。
回避しようとすれば時間が戻り、また最初からトラウマを体験し直す……――これ、精神が壊れない秋野が大したものだと思いますけどね……。
まあ、それだけ積み重ねた幸せが多かった分、返す刃が大きかったのでしょう。
何度も同じ時間を過ごしているため、精神的には須和はお姉ちゃんっぽくなっていて……。
井丸に頼ってばかりいた須和が、年上っぽく振る舞う様子に「萌え」があると思っています。
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