第9話「過ぎゆけ」
人生という物語
それは悲しみも幸せも
含んでいて
どちらにも直面する
それが産まれた以上
挑まねばいけない難関だ
例え死にたくとも
それも一つの難関である
諦めれば、それまで
進めば、幸か不幸か、どちらかの経験を得る
そうして幾重にも交錯し
多彩な顔を覗かせる
それこそ生きるという事だ
ただの毎日でも
小さな変化はある
勿論、抱えきれない事だってある
だがそれらは
間違えた事ではない
全て体験なのだ
幸も不幸も
感じることが出来るという
それが
人間味で在り
存在の在り方を考える手順になる
だから例え孤独からスタートしても
進むことで、経験を、体験を得る
それが長いプロセスであっても
走り出した以上、心は転換する
気晴らしになる
だから生きる偉大さとは
進むことにあるのだ
だから行こう、
幸も不幸も通過点にして
最高のフィナーレまで。
行ってしまおう。
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