第4話「死を叫ぶ」

またいじめにあった

世界は混沌としていて

つまはじきにされれば

一生恵まれない人生を歩むことになる


このロンリーな

フルシフトローテーションが

ただ立ちはだかり


僕の生気を奪い去る

生きてさえいれば

傷を負うこともあると言うが


それが延々と続けば

地獄と同じだ


ブラックなマター

白すぎたのは自分かと

もっと黒くなれれば

痛まなくて済むのかと


そう頭をめぐる

不条理と軋轢に

苛まれ

鼓動が血を送り出すたびに


生き地獄を体感してるのではないかと

神々からの罰ではないかと

厄災かと


そうジレンマに揺れる


百万回死んだ猫のように

百万日死を感じて

いつ死ねるかなんて数え始めた


そして今日もただ

生きていて

最終日でないのだと

ただ涙して


早く終わりたいと

死にたいと

心がゆがんで


死を叫んでいる。

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