第9話
急遽決まったお泊まり会。葉月はさっきからずっとそわそわして、落ち着きがない。やっぱり人の家に泊まるのは緊張するよね。
『あの....みのりちゃん、着替え持ってきてないや』
『ああ、私の着替えを使ってよ』
なんだ、そんな事か。着替えだったらいくらでもあるし、下着は....まぁ新品のやつがあるからそれを貸すとして。でも、サイズ合うかな?葉月の胸のサイズはいくつなのだろうか。私は、Bだから葉月はそれよりも少し大きいくらいだろうか。
『ねぇ、葉月。胸のサイズっていくつ?』
『....え?む、胸?なんで?』
『下着のサイズ合うかなって』
『........なるほど』
葉月は他人に胸のサイズを言うのが恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして答えた。
『........E』
『.....まじで?』
『.....うん』
私は、思わず葉月の胸を凝視してしまう。もしかして葉月は着痩せするタイプなのだろうか。脱いだら凄いとか?いやいや、何考えてんだ私。
『と、とりあえず、お風呂に入って来たら?着替え渡すから』
『うん』
葉月の下着は......。そうだな。とりあえず、近くのコンビニに買いに行くか。
私は、財布と家の鍵だけ持って家を出た。
コンビニに着いてから気づく。Eカップの下着なんて売っているのだろうか、と。その気持ちを胸に下着の売っているコーナーへ向かうと........あった。
私はそれを手に取ってすぐにレジへ向かい走って家に帰るのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます