所在なき身体
いつも何かに追われて
それから逃げ出すように
多くの予定を入れて
考えないようにしては
身体の所在がわからなくなる
自分を見失っている
誰ぞ見つけてくれはしまいか
私の身体を見つけて
掴みきれない手を掴み
もうどこへも行かれぬように
ぎうと抱きしめて
この場に繋ぎ止めて
消えかけた身体の所在を
思い出させてはくれまいか
……なんてな。
どこにもない駅 うさみゆづる @usamiusausa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
治療室/うさみゆづる
★18 エッセイ・ノンフィクション 連載中 36話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます