青春切れJKのパトロン

なれのはて

一言完結:反抗期娘の思うこと

今朝、母親と今世紀最大レベルの大喧嘩をした。しかも家を出る5分前に。

原因は私が昨日ゲームをしていたのに急に学校を休むとかほざいたからである。

私も何もないのに休みたいとかは言わない。私にだって理由はある。

父親の風邪がまぁ見事にうつってしまい、そんなわけで私も少し気分が良くないなーくらいの感じでいた。そしたら、昨日熱が出始めたのでゲームを切り上げ、野球のアジアカップをみたい気持ちを抹殺し、ベットで早めに就寝した。

そして、今朝、咳で起き昨日熱で入れなかったお風呂に足を進め、上がったと思ったら唐突にだるさと咳、鼻水となんやらかんやらが私を襲い一悶着あったからだ。

「今日学校しんどいかも」と親に言ったところ、


「あー昨日から嫌な予感がしたんだよねー」

と一言。


プツン


自分のほつれていた日々の悲憤の念が全身を巡るようにぶっちぎれて、腹の虫が口から吐いて出るように気づいたら、「は?」と言葉にしていた。


私もゲームをしていたのは良くないと反省している。体調が悪いなら早く寝て治す努力をするべきだったと自分の頭が足らなかったことを後悔した。

だが、体調が悪いことにその話を引っ張り出されても私にはどうすることもできない。昨日の私にこのことを伝える術は過去に戻る超能力だとかそう言う類のものを持っていれば可能だっただろう。まぁ生憎、そのような能力は残念ながら私には備わっていない。だからこれはしょうがなかったと思う。しょうがなかったことにしたい。

私がウザイだのママに向かって言ってしまったことも。



その後はあーだのこーだの喧嘩に全く関係のない話題で文句を言われ、言い返しては怒りで泣きともう散々だった。初めは休みたいという気持ちでそれどころではなかった学校もこの思考の母親が家にいるのが嫌すぎて自分からしんどくても学校に行くことにした。「そんなに言うなら休めば良いじゃん」という母。あなたが休みづらいようなことを言ったせいでは?内心そう思ったが、相手にしてられない。なんせ家を出る5分前だから。なんやかんやあって、予定時刻を当に過ぎており、電車には乗れないと絶望。

もうヤケクソで自転車を降り改札へ向かった。


「あれ同じ高校の制服だ。なんでいるんだろ」




遅延だ。


ポケットから引っ張り出したSuicaをなおすいとまもなく、前髪が消え去るのを感じながら「間に合え」と日頃の行いを懺悔しながら、神様に祈るように走った。


電車の中で荒い呼吸を周囲にバレないように落ち着かせながら、

今、この時だけ神様が私だけのパトロンになってくれたのかもしれない。

そんなふうに思った。


こんな自分に都合のいい考えだけを持ちながら生活をするのは自分の助けになる、

まぁ遅延証明書みたいなものだ。

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青春切れJKのパトロン なれのはて @narenohate_10

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