第二章 サイレントナイト 三話
「まったく、与党は保身、野党は馬鹿、官僚は忖度、マスコミはマスゴミ、警察は要人と大企業の警護と名ばかり回収作業に忙殺……下手すると1984より酷いんじゃない?」
「実際のとこ、怖くてホント外出られない。街頭インタビュー受けるやつの気がしれないよ」
「あれでテロに遭ったらそれこそ自己責任だろう。おれは籠もる」
「在宅勤務のおれ勝ち組」
「自宅警備のおれ勝ち組」
「君たちがそんなことばっかり言ってるから店閉まったまんまじゃないかよ、どうしてくれんだ。コンビニさえ閉まったまんまだぞ? 信じられんな」
「それ何色よ。きっとそのコンビニ、株価が暴落するな」
「全部」
「日本の株価が暴落するな」
「いっそ日本が暴落するな」
「現状見てるとシャレにならんね……」
「おい、売るなら今のうちだぞ!」
「取り付け騒ぎになったらマジでシャレにならないんだけど……」
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