選択4.レイジ君とレナちゃんの幼馴染と寝る
※ルクス視点※
少し考えこむ姿勢でルクスは皆を見てから、ルルお姉ちゃんはお色気アピールしてたが、それは荷物のように置いといて、いつも傍にいた友達と寝る事にした。
「レイジ君とレナちゃんと寝るよ。」
「キュー[ルクス君と寝れる♪]」
「ガウ[弟分に言われたらしょうがないな♪]」
小さなドラゴンのレナちゃんはパタパタと嬉しいそうに飛び回って、子犬のレイジ君は顔はいつも道理だけど尻尾は目一杯にブンブンと振っていた。
「なんでよ!」
足から崩れ床に手を当てて、納得がいかずに苦虫を噛み潰したよう顔をしたのは、ルルお姉ちゃんだけだった。
「まぁ、友達は大事ですからね。」
「そうね。」
以外とリィーンとシュイもそこは弁えていた。
薄く微笑んでリィーンは、
「ある意味で一番無難ですね。」
「ルクス、楽しそう♪」
「ええ♪」
昨夜にシュイと寝たときより、今の幼馴染と居るルクスが良い笑顔であった。
「
ハンカチを噛んで悔しいにルルお姉ちゃんはして、
「まぁ、この
耳を立ててリィーンとシュイは、
「へえ♪」
「
「同意。」
明らかに怒った顔でルルお姉ちゃんを荷物の様にシュイは運び早足で奥の部屋に向かった。
不思議な顔で僕は、
「え?」
「本日はルクス様はこちらの部屋で広々とお友達と寝てくださいませ♪」
「どうして?」
「今日はお仕置き……いえ、こちらで寝たいとシュイと話して意見があいましたので、どうぞ♪」
右手を胸に当て丁重にお辞儀をしてリィーンは微笑みを浮かべてルクスは頷いた。
「キュー[地雷を踏んだかも?]」
「ガウ[多分な。ルルさんは口は本音を隠せないからな。]」
レナちゃんとレイジ君はお互いを見ていた。
この部屋の広いベットで寝る事になったので、
「とりあえず…寝ようか?」
「ガウ[そうだな。]」
「キュー[そうね。]」
レイジ君とレナちゃんは同意して、リィーンに着せて貰った軍服の上着を脱いで、ルクスは一緒に大きめのベットの真ん中で、体は布団に入りレナちゃんは右側で、布団から頭を出したレイジ君は左側で寝て、灯りは自動的に消えた。
微笑んだ顔で僕は、
「たまには良いね♪」
「キュー[そうだね♪]」
「ガウ[……なあ?あの時にお前のお母さんになんて言われてたんだ?]」
「え!」
顔をくっつけてレナちゃんは楽しそうにしたが、レイジ君の言葉にちょっと驚きの口調を漏らした。
「そ、それは…」
とても言いづらそうにしていたので、
「ガウ[今じゃなくてもいいぞ。ルクスが喋れるようになってからで、いつまでも待っててやるからな。]」
「キュー[よくわかないけど、
レイジ君の話しにレナちゃんは割って入ってきた。
「うん、おやすみ。」
「キュー[おやすみ。]」
「ガウ[良き夢を…]」
言って眠りについた。
※※※
あの時に…僕は、
お母さん!
なんで、アナタだけが生きてるのよ!
アナタが居なければ……あの人は!
どうして…僕は生きてるだろう?
僕よりも…できる方はいっぱい居るのに……なんでだろう?
きっと…何か意味があるのかな?
今はわからないけど……
朝をになり、薄く涙を流していたのでこっそり起きて顔を洗った。
END
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