選択3.ルルお姉ちゃんと寝る 

※ルクス視点※


 僕は迷ったてたが、村でも何かといつも気にかけてくれたルルお姉ちゃんと寝るてみようと思い決断した。


「僕はルルお姉ちゃんと寝ます。」


 と、言って…


「まぁ♡」

「キュー[ルクス君、お願い早まらないで、他の選択をしてー!]」

「ガウ[おい、ルクスその選択だけは止めろー!]」

「ガウ[それだけは、駄目な選択だー!]」


 喜び顔を浮かべるルルお姉ちゃんと慌てるレナちゃん、レイジ君に別れた。


「ん?」


 その様子にリィーンとシュイは不思議な顔になった。


 ルクスが知らない、レナちゃんとレイジ君はルルお姉ちゃんの本性を知っていた。


「さぁ♡」

「少しでも早く寝ないと♡」


 ルルお姉ちゃんはルクスの背中を押して奥の部屋に直行した。


「キュー[ヤバイよ!]」

「どうして、ヤバイですか?」

「ん」


 冷や汗をリィーンが訊いてシュイも近づいてきた。


 真剣な顔でレイジ君は、


「ガウ[1つだけ約束して、話しても俺とルクスとレナを守ってほしい]」

「よくわかりませんがルクス様が入ってますし、約束は必ず守ります。」

「同じく」


 リィーンとシュイは同時に頷いた


※※※


※村が焼かれる数日前※


※ルル視点※


 村から出て森に入る途中で、商人の馬車の近くで待っていたわたしは、


「商人さん♪」

「おや、貴女は村にいた。」


 ニッコリした私は呼び止めて、商人は馬車を止めた。


「実は、お願いがあります。当面は村に来ないで頂けますか?」

「それは…どうしてですか?」


 不思議な顔で聞き返され、私は小さな皮袋を渡した。


「これは!」


 中を見たら金貨が2枚入っていた。


「これは、お願いの前払いです。他の商人にもこの村に当面は来ないように『あの村に黒髪の悪魔のせいで事故を起こした。』と伝えて下さい。」

「良いですが…どうしてですか?」


 金貨を懐にしまいきいてきた。


「そこは企業秘密ですよ♪」

「はぁ…分かりました。」


 ニッコリと私が言うと、よくわからない感じだが商人は立ち去った。


[そこはルクス君が周りから嫌われ、ルクス君に私は優しく接してガードが緩んだら、そのまま…初めての体験のゴールイン♪]

わたしの恋の為には手段を選ばないわ♪手に入るものを考えれば…商人なんか微々たるモノよ♪]


 口から涎を垂らして、今からが楽しみで有ったが…近くの茂みから音がした。


「ん!」

「ヤバい!」

「ま、待って!」

「ギャー!」


 茂みにわたしは近づきレイジ君とレナちゃんが飛び出したが、わたしは逃げる2人の手を摑んでしゃがんだ。


「この事を誰かに伝えたら、あなた達を盗賊に売っちゃうかもよー♪」

「ひー!」

「黙っててれば……全て終わるから良いのよ♪」


 悪魔の笑みで私はレイジ君とレナちゃんはの耳元で囁やき怯えて手を放して走り出した。


「これで…全て計画通りになるかしら♪」 


 この時はわたしは楽しみであったが、その数日後に村が壊滅して今に至るまでは……予想外だった。


※終了※


※※※


 奥の部屋のベットでルクスは寝ようとすると、


「えい♪」

「うわー!」


 背中を後ろからルルお姉ちゃんは押されて、僕は叫び振り返ると、素早くルルお姉ちゃんは股のあたりでのしかかり馬乗りになって、ルクスの両手を尻尾で巻き付け片手で押さえつけた。


「……え」

「ルクス君を私は………こうたかったの♡」


 小声をもらし僕はルルお姉ちゃんの目に気づいた。

 目が♡の刻印みたいなものでジーとこっちを見ていた。


[この魅了の魔法で…永遠にルクス君はわたしにペットします♡]


 これでルクスは自分だけのモノと確信していたが、


「変な目で、どうしたの?」

「なんかの病気なの?」

「え?」


 平常心に僕は言うとルルお姉ちゃん思考が止まった。


 その時……ドアが勢いよく開き、


「全部、聞きいてルクス様に何をしてるんですか?」

「これ、殺していい?」


 言い掛けて怒った口調でリィーンは腕を組んで、シュイは跨ってるルルお姉ちゃんを指して、


「それはだめですが、お仕置きと拷問による調教は必要ですね。」

「拷問は得意。」


 ルルお姉ちゃんのリィーンとシュイに同時に頭の角を掴まれ、部屋の外に運ばれた。


「角は痛いから止めてーー!」

「黙ってください!」

「うるさい!」

「更に強く持たないでーーー!」


 その後にレナちゃんがベットで寝てる僕の所にダイブして、


「キュー[ルクス君、無事!]」

「ガウ[間に合った…]」

「意味がわかんないけど?」


 レイジ君は安心した顔になっが、正直に僕は事態が分からなかった。


「キュー[気にしなくて、良いのよ♪]」

「ガウ[それよりも一緒に寝ようぜ♪]」

「そうだね。」


 首を振ってレナちゃんが言うと、レイジ君が欠伸をして、僕も眠くなり3人で眠ることにした。


※※※


※部屋の近くの廊下※


 廊下では氷に貼り付けにされてルルお姉ちゃんは、


「ちょっと、この話は私わたしの選択なのに!」

「なので、お仕置きなのよ!」

「うるさい!」


 シュイに氷に鞭でパシと叩かれ、その横でリィーンが睨んでいた。


END

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