佐久良売と藤売の関係が、なんとも興味深いですね。
藤売、高慢で、毒のある話が好きな女だけど、それだけじゃない。
生まれながらの、人を従えるすべを身に着けているお嬢様、みたいですね。
憎たらしいところはあるけど、憎めない女w
佐久良売は、仕事など、きっちりした部分はあるし、采女生活で、長いものにまかれろ的な処世術も身に着けたのですね。
面白かったです。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
きらきらお星さま、素敵なレビューをありがとうございました。
「気になりませんか? 気になりますよね?」
と、読者の気を、ぐーっと惹く、文章。
感謝申しあげます!
佐久良売と藤売の関係に注目してもらって嬉しいです。
本城 冴月さまのおっしゃる通りの、藤売。
憎たらしいけど、彼女は、彼女を貫きます。
佐久良売は、采女生活で、立派なキャリアウーマンとなりました。
処世術も身につけた、大人の女性です。
コメントありがとうございました。
美しい物語をありがとうございました! 仲良し姉妹、素敵です。
物語がこうして紐付いているのですね〜。深く納得致しました。
おススメ順に従って、ここまで読み進めてまいりました。あぁ、追いついてしまった。あと残すは連載中のあのお話、だけ……淋しいです。
(取りこぼしたものはないですよね?たぶん)
加須様の書くお話、大好きです!
作者からの返信
春渡夏歩さま
ひぇぇぇ〜っ!
たくさん、拙作をお読みくださり、ありがとうございます。
五体投地で感謝申しあげます。
この、「丹つつじの匂はむ時」は、「恋や明かさむ」と密接につながってくる物語。
これを読まないと、藤売と佐久良売が、仲良しというか、なんとも言えない関係を築きつつ、佐久良売は藤売が嫌いではなかった事、藤売からもらった首飾りが、佐久良売にとって大事なものであった事は、「恋や明かさむ」だけしか読んでいない読者にはわからない、という仕掛けです。
今、私も確認しましたが、「うら吹く風の 〜母刀自・福成売〜」
https://kakuyomu.jp/works/16817330655408028560
をご覧いただけていないようです。
(普段は、読んで読んで、があつかましいかと、ここまでしませんが、もう、リンクを貼っておきます)
それ意外は、連載中の「恋や明かさむ」を抜かし、取りこぼしはございません。
ありがとうございます……!m(_ _)m
編集済
ほわぁぁ、藤売さん!
あれ? この人…って思ってたら他の方のコメントみてやっぱり! となりました。
『あらたまの恋 ぬばたまの夢』ではヤベぇ奴でしたけど、去り際が気高かったので佐久良売さんじゃないですけど、藤売さんは嫌いになれないんですよね。
佐久良売さん、強くて素敵なお姉さんで、何だか日佐留売さんに似た魅力があるなぁ、なんて今のところ思っています。
この物語を覚えて『恋や明かさむ』に行って参ります!!
作者からの返信
きんくま様
きらきらお星さま、素敵なレビュー、ありがとうございます!
「恋や明かさむ」もからめて宣伝してくださり、嬉しいかぎりです。m(_ _)m
藤売、本編ではやべえ奴でした。
これは、上野国に行く前の藤売。
藤売が全てを捧げる恋をしていた時でした。
佐久良売とバッチバチ。
言葉に毒があり、まわりを制圧し女王様になるのが大好きな女です。
でも、佐久良売のことも認めていて、意外と、一緒にいて居心地が良いんですよ。
佐久良売、藤売を嫌いになれません。
この佐久良売との関係性は、藤売の理想でした。(自分が女王さま、相手をこき使いつつも、相手のことをけっこう認めて、気に入っている。施しは太っ腹で与える)
古志加との関係性はそこまで進みませんでしたが、やっぱり、古志加も、藤売のことが嫌いになりきれません。
ええ、この物語で語られたことは、「恋や明かさむ」で語られる事はありません。それでいて、かなり、ベースになっています。ぜひ、覚えておいてください。
連載中、挿絵たっぷりの「恋や明かさむ」でお持ち申し上げております。
(お時間のある時に、ごゆるりと)
コメントありがとうございました。
二話通して読ませていただきました。
一話目は、ツツジとサクラ、なんとも春の麗らかな日差しを感じ取れるような、それこそ里夜が日向ぼっこをして、ゴロゴロ寝転べるような、穏やかで優しい時間が流れておりました。
二話目
一転して、いきなり竜虎並び立つ様な緊張感。しかしその間には、他人には推し量れぬ信頼関係のようなものがあり、何かお互いに通ずるものがあったよう。佐久良売や藤売のまたひとつ違った一面を垣間見た気がします。
木簡を通して、二人の心は通じ合っているように思えます。しかし、佐久良売と都々自売、近い未来、この姉妹は再び出会い、首飾りをつけて笑い合う事が出来たのでしょうか。気になります。
作者からの返信
かごのぼっち様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
まず、きらきらお星さま、ありがとうございました。
二話通してご覧くださり、感謝申しあげます。
ツツジとサクラ、春のうららかな日差しの似合う、幼い姉妹と、猫の里夜が日向で寝そべってゴロゴロしているような、穏やかで優しい時間でした。
佐久良売の、大事にしたい、原風景です。
二話目はいきなり、竜虎並び立つ様な緊張感のキャリアウーマンが二人。
藤売がマウントをとるのが好きな女で、実際に采女としては、佐久良売より家柄が良いので、佐久良売は(ちっ)と思いつつも、藤売をたてて接します。
しかしその二人の間には、他人には推し量れぬ信頼関係のようなものがあり、何か通じるところがあります。
藤売は、佐久良売といて居心地が良く、佐久良売も、藤売のことが嫌いになれないんですよねー。
さて、木簡を通じて、心の通い合っている姉妹、佐久良売と都々自売。再開し、この首飾りをつけて笑い合うことができたのかどうかは……。
「恋や明かさむ」でわかります。
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
なんというか、加須様の物語の強き女性が揃い踏みで(^^;)
刃と砥石のように、触れ合いながら火花を散らし鋭くし合うような緊張感がたまりませんね(●´ω`●)
片や大豪族として。
片や地方豪族として。
適切な距離を保ち矜持を守りつつ、認め合っているような雰囲気。
ホント、加須様の描く強き女性、単純に悪でなく、そのまま嫌いになれないキャラクター、とてと上手いと感心しきりです。
面白かったです!ありがとうございました。
作者からの返信
たけざぶろう様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
きらきらお星さま、ありがとうございます。
佐久良売✕藤売。どっちもクセ強、ニ大怖い女です。(笑)
「刃と砥石のように、触れ合いながら火花を散らし鋭くし合うような緊張感がたまりませんね」
ありがとうございます!
この二人、どんな会話をしてるんだろう、とドキドキしながら、私も執筆しました。(笑)
「適切な距離を保ち矜持を守りつつ、認め合っているような雰囲気。」
はい、そうなんです。藤売は、こういう関係が好きなのです。自分がマウントをとりつつ、下の者にあつく施しをし、実は相手を認めている、という。
だから、佐久良売と一緒の時間は、とても居心地の良いものでした。
コメントありがとうございました。
藤売さんは、ご実家の力、ご自身の魅力を知り、他者の力もきちんと測れる方ですね。
首飾りの秘話も、ありがとうございます。
やっぱり、この姉妹は、離れていてもつながっていたのですね。
作者からの返信
豆ははこ様
こちらの短編もご覧くださり、ありがとうございます!
また、きらきらお星さま、ありがとうございます!
はい、当時は、畿内の豪族と、それ以外の豪族は格差があったようです。
畿内の豪族の娘である藤売は、いばってる女です。
自分の魅力に自覚的で、他者の力もきちんと測ってますね。
ええ、首飾り、このような秘密がありました。
佐久良売と都々自売は、想い合う姉妹です。離れても、絆はつながっていました。(≧▽≦)
コメントありがとうございました。
はじめまして!
素敵な物語で、思わずコメントを書いてしまいました!
ここまで和要素を取り入れつつも目の前に情景が浮かんでくるような文章は、とてもではありませんが自分には書けません!
もしや、本業の方だったり……?
藤売がとても好きです。いい性格しています。
二人の姉妹仲にも心癒されました!
やっぱり、和歌って良いよね……。
作者からの返信
紅葉さま
こんにちは。
はじめまして。
素敵な物語で、思わずコメントを、とのこと。嬉しいです!
いいえ〜。本業ではないですよ~。カクヨム投稿しはじめてから、一年になるかならないか、の素人です。
藤売、気に入ってくださいましたか。
はい、良い性格をしてますよ。(笑)
二人の慕い合う姉妹。心癒されましたか。
良かった……!( ╹▽╹ )
和歌って良いですよね。万葉集から借りてます。
コメントありがとうございました。
ようやく読みに来られました!
都で女官勤めをする者たちが貴族の子女なのは当然だと思っていましたが、
彼女たちは皿洗いもしなければならないのですね。
確かにそれは大変。
ヨーロッパ近世の侍女はメイドとは異なり、貴婦人のお話し相手みたいなものだから、駆け引きばかりしていれば済んだのでしょうが。
うーむ、宮中になど上がらず、よい縁談に恵まれて嫁いだほうがよいのではないか? などとも思ってしまいます。
まあ嫁いだ先で人を使う立場になるのでしょうから、それはそれで大変なのでしょうが・・・。
作者からの返信
彩森れんさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
わーい、最新作を読んでくださり、嬉しいです!
私はまだ、カクヨムコンの準備で四苦八苦中です……。
カクヨムコンが始まってしまう〜(;・∀・)
そうですね、采女は大変だったと思います。
地元では豪族の娘。
宮中では侍女、ですので。
宮中にあがらず、若いうちに結婚しちゃったほうが、きっと、女性としては幸せだったと思います。
「ヨーロッパ近世の侍女はメイドとは異なり、貴婦人のお話し相手みたいなもの」へえ〜!
そうなんですか。
そっちの方が良いですよね。
専属でお話相手がいる貴族ってやっぱ特権階級ですよね〜。
コメントを頂戴し、また、お星さまを賜り、ありがとうございました!
加須 千花さま
こんにちは。
ななななんと、ここで藤売さまの登場?! まあ、お懐かしや。
ほほ、相変わらず、あんぐり開いた口が閉じなくなるくらいのわがままぶりですね。でも、そのわがままな口で、真実を突いたことばも言うのですよね。佐久良売以外にも、「ちくしょー」と思いつつも、藤売さまを完全に嫌いになり切れない女たちがいたのだろうなと思います。
余韻の残るエピソードでした。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
キラキラお星さまも、ありがとうございます!
わーい、藤売に驚いてくださり、嬉しいです!
そう、なんとまさか、ここで藤売の登場なのです。
懐かしいですよね。
このショートの舞台は二月。この五月には、彼女は他の物語の登場人物となっております。
あんぐり開いた口が閉じなくなるくらいの、わがままっぷりを爆発させる藤売。
しかし、その口からは、時々、真実をついた言葉もでる。彼女の人間味の出た言葉が……。
まわりから「ちくしょー」と思われる我儘美女の、お嬢様。
肩をそびやかし歩く彼女を、嫌いになりきれない女たちは、きっと佐久良売以外にもいたでしょうね。
余韻の残るエピソード、とのお言葉、ありがとうございます!
コメントありがとうございました。
めずらしく(?)、日常の落ち着いた感じの物語でしたね!(今までのが、波瀾万丈すぎるのよ(*゚▽゚*))しみじみ〜です。
こういう、情の交わし方もいいですね。ひしひしと絆が伝わってきます。
作者からの返信
虎の威を借る正覚坊様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
キラキラお星さま、ありがとうございます!
珍しく、日常の落ち着いた物語です。
(そうですよね~、今までが波瀾万丈すぎるのかもしれません)(^.^;
しみじみ、情をかわして。
姉妹の絆、伝わりましたか! 良かったです。(θ‿θ)
本日は、たくさん、私の物語におつきあいいただきまして、ありがとうございました!m(_ _)mペコリ
こんにちは。
思い遣り愛おしむ気持ち、そういうものがしみじみと感じられる物語でした。
この時代、今のように、遠くても道具ですぐに言葉を送り合える時代でなく…。
気持ちは風に乗って、大気に溶けて、夢で訪れて…と願うようなものだったのではないかと思います。
木簡を挟んで、姉妹の思いが溢れていて素敵でした。
そして、藤売はやっぱり憎めない女性なのですよね。
素敵な物語を読ませて頂き、ありがとうございました!
作者からの返信
幸まるさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
きらきらお星さま、ありがとうございました!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
思いやり、愛おしむ気持ち。
この物語から汲み取ってくださり、ありがとうございます。
「気持ちは風に乗って、大気に溶けて、夢で訪れて…と願うようなものだったのではないかと思います。」
きっと、思いが届く、というのが、今よりも強固に信じられていたと思います。
飲もうと思った水、杯の水面に、相手の顔が見えた気がした。
何もしてないのに、髪の毛が、ふと、ほどけた。
そのような時、相手の気持ちが、自分に届いたんだな、と感じ取る感性が、万葉集のなかにあります。
木簡を挟んで。姉妹の気持ちは、きっとつながったはずです。
そして、藤売にも触れていただき、ありがとうございます〜!!
待ってた。コメント、待ってた。
このミニエピソードが書けて、私は満足です。
藤売は、「やっぱり憎めない」女性です。(⌒▽⌒)
コメントありがとうございました。
珍しい、加須さんの、都が舞台のおはなし!
続き楽しみ楽しみ!
と思ったら完結しちゃった(涙)
現代とは旅の意味が、距離の重さが異なる時代。
いまではもう理解することができないでしょうね。
月にいく、くらいでないと……。
その距離を超えて、想い、想われる、懐かしいきょうだい。
都の空にも、幼い頃に並んで眺めたとおなじ月が、かかるのです。
作者からの返信
いちさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、珍しい、みやこが舞台のお話……一話だけでした!!
完結!
続き楽しみ楽しみにしていただいたのに、申し訳ありません。(^o^;
陸奥と奈良。きっとその遠さ、距離の重さは、現代では理解できないほどでしょうね。
でも、想いは、きっと、つながる。
みやこの空にも、きっと同じ月が……。いちさま! なんて素敵な言葉!
そうです。幼い頃に姉妹並んで、にゃんこを膝にのせて、見上げていた月と、同じ、月。
コメントありがとうございました。
しみじみと来る話です。
地方から都に出て行く男女問わず、こういうことは普通にあったのでしょうね。
藤売、嫌な人ぽくて良い人ぽいというつかみどころのない子ですね。
彼女が更に出世したら、その下についてしばらく休暇を与えてくれたり……は、しなさそうですね。「貴方がいないと誰が小間使いになるの?」とか言いそう(^_^;)
作者からの返信
川野遥さま
こんにちは。
最新の短編に、ようこそ、いらっしゃいませ。
きらきらお星さまも、ありがとうございます。
しみじみときましたか。
良かった〜!
きっと、地方から都に出ていく男女問わず、こういった事はあったと思います。
藤売、高飛車お嬢様。奈良時代の大豪族の娘ですので、つかみどころがないですね。
彼女は、自分のまわりを制圧するのが好きな、女王様気質の女です。
彼女がさらに出世したら、……そうですね。毒のある言葉をいっぱい吐きながら、佐久良売にこころよく休暇を与えると思います。(笑)
で、帰ってきたら、「あなたがいないと〜」と、また、毒のある言葉を吐きつつ、「で、同母妹はどうだったの?」と訊くと思います。(笑)
コメントありがとうございました。
はじめまして。
コメント失礼致します。
和の素敵な雰囲気に惹かれ、お邪魔させて頂きました。
時代を感じさせる古風な表現が美しく、物語に惹き込まれるようでした。
幼い妹との微笑ましいやりとり、そして離れたあとも互いを思う心がとても美しいです。
猫さんもかわいらしさを引き立てていて、ほっこりしました。
花の名前を持つ姉妹の優しいエピソード、大変素敵でした!
作者からの返信
みんと様
はじめまして!
こんばんは。
まず、きらきらお星さま、ありがとうございました。
奈良時代を舞台にしているので、雰囲気を壊さず、かつ、喋り言葉は、堅苦しくなく、と心がけて書いています。
花の名前を持つ、仲良しの姉妹。
互いを思う心を、とても美しいと言ってくださり、ありがとうございます。
逃げる仔猫も、作中の癒しです。
コメントありがとうございました。