大河ドラマ 光る君へ 最終回

第161話 光る君へ 最終回(48) 物語の先に

 とうとう終わってしまいました。「光る君へ」2024年、ほぼ毎週見ることができました!!


 最終話はもうドキドキしながら二度見ました(笑) 一度見ただけではきっと見逃すこともあると思ってでしたが、正解でした。


 冒頭から、まひろと倫子さまのシーン。先週から続くどうなる? の場面でしたが、やはり第1話からの話をするんだなと。そして倫子さまの表情がとてもよかった。きっといろいろなことが浮かんだことと思いますが、倫子さまはまひろを被害者にしなかったなと。


 逆に関係を責め、自分と彰子様をたばかっていたのかと責めるあたりに、二人の関係が見えます。そして最後にまひろが付いた嘘を、倫子さまはきっと信じてはいないだろうけれど、それでもうなづく。この関係は何でしょうね。身分の上下はあるのに非常に対等にも見えます。


 増して道長を挟んでみると上下関係がひっくり返りさえする。昔語りをするまひろの口調が、ずっと物語を語るのと同じで、すでに冒頭からこの物語ることが続いていった最終話でした。


 まひろが道長を見舞い、毎日話を続けるシーンは千夜一夜のようで。道長が反応をしなくなって一瞬不安に駆られるところはまさにこちらもぐっと息をのみました。最後、道長の手の対比がまひろと倫子さまで道が分かれたなと。


 道長の死をそれぞれ悼むシーンがありましたが、私は一緒に亡くなった行成と道長の二人を弔う公任と斉信が和歌を読むところでなんだがぐっときてしまいました。


 実資の日記に書いて、涙を一筋流すのも、ああこの人なんだかんだ言いながらも、道長のことを認めていたんだなぁと、そう感じました。


 私大河ドラマを最後まで見続けたことがあまりないので、最終回をそれほど見たわけではないのですが、こんなにしみじみとしたトーンで描かれたことってあるのでしょうか。さすがに戦国などでは主人公が亡くなるシーンなので、こんな風な感じではないのかなと。


 まひろとききょうが家で笑いあうシーンは、いつまでもその関係を続けてほしいと思いましたし、噂の更級日記の作者がこんな風に知らずに著者であるまひろに向かって源氏物語を熱く語るとは思わず。これはきっとバレたときに黒歴史化しますね。


 終わった後のたらればさんのスペースもがっつり聞きまして、余韻にずっと浸ってます。これはとても贅沢な時間だったなと改めて。


 まだまだ書き足りません上に、意外とインタビューとか、これから全話見終わったので、読めずにいた雑誌などを購入したり読み返したいと思います。


 光る君へロス対策は、私はらせん訳『源氏物語』を読むことかなと。全話見終わってから読むときっとまた違った風に見えるかなと思っているので、これも楽しみとして取っておきたいと思うのでした。


 何はともあれ、最後までありがとうございました。

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