第160話 合評会

 今日はル=グィンの『文体の舵をとれ』をもとにした合評会に参加してきました。もともとテキスト的に合評会をやる前提があるので、練習問題が各章ごとに設定されています。


 同じ課題を皆さんやってきてそれの感想を言い合うのですが、面白いほどみんなバラバラ。当たり前といえば当たり前なのですが、それがとても楽しいです。


 私も提出しましたが、なんというか1年ぶりくらいに書くので、ちょっと恐る恐るといった感じで、実は緊張もしていました。


 普段のやり取りとは全く違うので、話について行けるかしら? という部分と、私なんかが参加していいのだろうか? という不安感もあったりします。


 とはいえはじまってしまえば、あとはもうやりきるだけです。途中実はパソコンの問題なのか音声が聞き取れにくかったり、ぷつっと一瞬切れることが何度かあり、焦る→戻る→聞き取れてなかった! という一人アクシデントがあったりしました。


 呼びかけられている部分がちょうど消えてしまって、自分が呼ばれていることに気がつかず……汗。聞き返して教えていただき何とかできましたが、さすがにちょっと頭が真っ白になったりしていたのです。こわやこわや。


 初めて使うソフトというのかDiscordは初めてだったので、Zoomと同じ感覚でしたが、やはり慣れないと慌ててしまいますね。以前も、スカイプで大ポカやらかしたことがあるので、本当にこういったライブものはひやひやしてしまいます。


 それでも文字ベースだけでなくオンタイムでやり取りできるのは楽しかったですし、いろいろ皆さんの書き方などもお聞きできて興味深かったです。


 文字を書いたり、読んだりは日常動作の一つですが、そこに小説という創作部分が加わるとまたビジネス文章とは違ったものがあります。


 書き手の考え方やこだわり、漢字を多用するしない、リズム感や表現ルール的なものをどう考えるか。共通認識があるようでないものもあるので、採用するかしないかの個人差がとても大きいなと感じました。


 課題も面白いので、特に私にとっては新しい書き方やそのコツ、自分なりの判断基準をつかみたいと思っているので、次回も楽しみに課題に取り組もうと思います。

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