神無月
第112話 光る君へクランクアップ&41話
選挙日の放送で一時間前倒しになった「光る君へ」。どうせならとBSでさらに一時間前倒しで見た挙句、7時10分からの回も見た日となりました。
そしてその二日前に、「光る君へ」クランクアップのニュースが……!
■吉高由里子&柄本佑『光る君へ』クランクアップを報告「一生分の幸せ」「朗らかな現場でした」
https://www.oricon.co.jp/news/2351252/full/
いよいよ最終回が見えてきてしまいました。悲しい。けれど今日の放送でも、以前よりさらに増して、世代交代が大きくなってきました。
時代の動きって、天皇の代替わりもやっぱりあるけれど、今回は前回身罷った一条天皇をついで、年上の三条天皇が即位されました。
それに伴い後宮ももちろん入れ替わります。それだけでもやはりいろいろ変化が大きい。中宮様も梨壺から
今回、中宮様の喪服ゆえの美しさが際立ってきたなぁという思いと、それぞれ代替わりによるあからさまな帝の贔屓がすごくて、なかなかにこれは大変……、と思ったところで最後、子供が出世を親に阻まれて当てつけのように出家、そして母親激怒というすごい展開になりました。
よく考えると、今回は道長の子供たちに焦点当てまくりでしたが、彰子さま以外の曲者感もすごいですし、道長もなんか物語と現実がごっちゃになっている心配もすごい……。
ちょっとどこに視点を当てていいものやら悩みつつ、しかしおそらくこれがきっかけで瓦解していくものもありそうですね。
武士も登場して、世の中の変化に合わせて、人も変わっていく。
親視点で見てしまいがちですが、そういう意味で道長の親らしくないどこか一線を引いている部分が、違和感を生んでいるのかもしれません。
当時の親兄弟の仲は、今とはだいぶ違うだろうなと思うのですが、血縁の重視がある一方で、親子でも距離がある関係が、たぶんつかみきれない部分なんだろうなぁと。
そういう意味で、距離感が一番近いのがやはりまひろであり、道長と二人の絆という部分になってくるんでしょうね。
そしてどんなエンディングを迎えるのか。クランクアップでの写真が載っていて、道長が出家していると感じたので、結構先まで描かれそうだなぁと年表を見てみたのですが、もう出家まで10年切っているのですね……。
わかっているものの、やはりさみしい。
なんだか毎回さみしいと言い始めている気がしますが、終わりがもの悲しいと感じる季節になってきたものです。
最後に。ききょう様、お怒りはごもっともな部分もあるけれど、自分の目にしたものだけが正しいわけじゃないのは、きっとわかっているはずなのに、口に出してしまう部分に根深さを感じずにはいられませんでした。
中宮様は喪服だったけれど御簾で見えないとか……いろいろタイミングが悪いことはわかっているけれど、仲良くしてほしかった視聴者的にも、まひろが日記に書きたくなる気持ちもわからないでもない……と思わせた脚本の強さですかね……。
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