第95話 道長取りとトリセツショー
ここ最近、10月に入ってから久しぶりに着物を見ています。と言っても基本メルカリとかヤフオクとかなのですが、柄を見るのが好きで、最近は作家もので検索しては面白いなぁと眺めています。
着れたら着たい気持ちもあり。しかしそれなら家に箪笥一竿分ある着物をまず何とかしなければなりません。なんというか、親戚中の着物が今やわが家に集まってしまって、ちょっと途方に暮れる量になってます。
着物にハマったのが、だいたい20代くらいの仕事を始めたとき。初任給で買ったのが色無地というのですから、もともと好きなんだと思います。
ただ子どもが生まれる前後からメンタル的にも時間的にもゆとりが無くなり、子供が生まれてからは七五三の時に着たのが最後になりました。
実家で小さい頃は祖父母や叔母と同居だったこともあり、正月は着物でしたし、祖母はそこからしばらくは着物生活だったり。
年2回の着物展示会は家族行事でしたし、家には叔母たちや祖母の着物が二竿分くらいあって、一度広げると客間があっという間に着物だらけになっていました。
それも今や昔。誰も着なくなった着物たちが、結局着る私のところに徐々に集まって今があります。
母方のほうからも祖母が亡くなってから集まってきたので、一度ひっくり返してどうするか考えなくてはならないのですが、そこに母が「着物整理するなら行くから呼んで」となるため、なかなかチャンスがないまま年月が過ぎています。
というわけで昔話はいいとして、最近着物を眺めながらいいなと思った柄に「道長」と入っていることが増えてきてあれ? となりました。
調べてみると「道長取り」もしくは「道長模様」と呼ばれる柄で、まさに今の大河ドラマ『光る君へ』の藤原道長が好んだ柄行なんだそうです。
当時和紙をちぎって張り合わせた豪華な紙がありますが、あれが着物の柄になったとか。へ~と調べているうちに、さらにその柄を探すようになり……という楽しみ方をしています。
その和紙ももともと高価な紙を失敗した際に、きれいなところをちぎって張り合わせたのが最初ではないかという話も合って、いろいろ面白いです。
ちょっとした小ネタですが、これだけで短編一本書けるかも? と思ったりしますね。
まぁ実際は、きちんと着物について学んだわけでもないので、着付けも一度習いに行ってみたいなぁと思っているところです。
最後に、子供から「お母さんこれやるといいよ!」と言われた番組。
『あしたが変わるトリセツショー』
高血圧対策の新常識★楽しい驚きのお得ワザSP
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024101007036
高血圧が続いているので、ちょっと見直してみたいと思います。
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