第3話~デート編3~
そしてある時パタン、と連絡が途切れていた
彼からLINUからメッセージが入る。
次のデート内容での確認メッセージだ。
2回目のデートは彼の仕事終わりに行こうと
いう事だったので、時間は夜からになった。
彼女の方はというと、彼の仕事の都合上、
時間が遅くなってしまうのは仕方のない事だと割り切れていたのだ。
彼女は寧ろ好都合だと思っていた。
なぜなら彼女は普段からロングスリーパーと言われる種類の長い時間寝ないと休んだ気がしない体質なのと同時に、彼女の特性的に、
準備をするのが早くはなく、遅いからだ。
だから彼女にとっては、夜からデートという
内容に完全に安心しきっていた。
内心(これならゆっくり準備して間に合いそう)
とまで思ったくらいなのだ。
2回目のデート先は居酒屋だ。
彼の仕事が終わり、彼が彼女の方まで向かって来るとなると夜の8時くらいになる。
そんな夜遅くまでやってるお店は大体が
居酒屋だろう。故に2回目のデートは居酒屋
になった。
場所は最初の○○居酒屋ではなく、
彼女の家から比較的近い駅中に入ってる
居酒屋だ。
今回も彼は予約してくれていたのだ。
彼女はそんな彼のスマートさにどんどん
惹かれていき、いつかこの人と……
そんな淡い期待を彼女は持っていた。
そしてデート当日、彼女はやはり少し遅れて集合場所に到着した。理由は準備不足で
時間が足りなかったのだ。
それでも彼が怒る事はなかったのだ。
彼女と彼は案内されたソファ席に通され、
そこからお酒で何を飲むかを2人して迷い、
最終的に2人とも焼酎を頼む事にした。
焼酎とはいえ水割りやお茶割り、ロック等がある中で、2人とも焼酎ロックで乾杯した。
アルコールが回った彼女は店員さんに
「このお酒とても美味しいです!
ありがとうございます!!」
などハイテンションで声をかけていた。
相当アルコールが彼女の体と心を支配していたのだろう。彼女はアルコールが回りすぎた頭と心で色々なことを考える。
また、あろう事か彼女は幸福感がMAXで、
彼に伝えたのだ。
「私、彼君と飲めて凄い幸せよ!!」と。
これを言われた彼の方はとても嬉しそうに
していて、「本当?それなら良かった。」と彼女に伝えた。
そして、彼がいきなりのタイミングで、
彼女に言い出す。
「俺達付き合わない?」と彼女に言ったのだ
最初こそ彼女は、彼もアルコールが回ってるから冗談なのだろうと思っていた。
そして彼女も負けじと彼に言った。
「え?w 冗談でしょ??ww」と彼に伝えた。
すると、彼は笑顔を消して、真剣な表情で
彼女に言った。「本気だよ。」と。
彼女は気づいた。彼は冗談抜きで本気で彼女に告白をしてきている事に。
だからこそ彼女の方も彼に言った。
「私で良ければよろしくお願いします。」と。
そうして2人はデート2回目で、
交際へと至ったのだ。
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