嘆息 二

『ふふん、見れば見るほど良い出来ね。記念に今日はここで宴を開きましょうか』

『ええ。ふふ、お嬢さまがそう仰るだろうと思って準備していますよ』

『……相変わらず嫌になるほど準備がいいわね』


聖霊の窪地の側に作った小屋は中々のものであった。

木杭をしっかりと大地に打ち込み、土壁と丈夫な柱。

七人で寝泊まりして十分な広さがあり、宴の際はこれからここで寝泊まりしようと上機嫌。

記念の宴は実に楽しいものだったが、しかし。


『どうしたの、リラ?』

『あ、あの……クシェナラース様がいらっしゃって、着地の羽ばたきで……こ、小屋が……』


一年を費やした小屋は完成してから一週間。

竜の羽ばたきで手製の家具共々消失した。


セレネは三日ほど引きこもった。


『ふふん、今度は前と違って頑丈になって来たわ。これならあなた達の無駄に迷惑な羽ばたきでも大丈夫なはず……』

『ほう、試してやろうか?』

『は? ちょっと! まだ未完成――』


一年半を掛け、跡地に建てた更に丈夫な小屋。

完成間近でまたもやクシェナラースが吹き飛ばした。


セレネは三日ほど引きこもった。


そして三つ目、四つ目、五つ目、六つ目も竜の羽ばたきを前に消失。

七代目窪地小屋は木へのこだわりを捨て、全てを錬成岩でくみ上げることとなり、これは中々の長持ちであった。

見た目こそは面白味はないが頑丈、二百年ほどは生き残っていたのだが、七頭の竜が同時に集まった際、内の一頭が気付かず踏み潰した。

増築を進めていたセレネはやはり、三日ほど引きこもった。


八代目は踏まれないよう岸壁に寄せ、同じく錬成岩で。

小屋と言うより別荘と言うべきものを目指し、これも中々良い具合であったが、着地の震動で岸壁が崩れ、圧壊。

セレネはそれでも諦めず、三十年を掛けて崖の窪み――岩盤を掘り抜き、拡張、アーナの大神殿のように頑丈な内部構造を構築した。

入り口の見た目こそ小屋であるが、内部は小さな屋敷のように拡張されて、現在も拡張中。

羽ばたきの飛礫が直撃、入り口が崩壊するという悲劇に見舞われたが、修復され、現在もしっかりと生き残っていた。


小屋だけではない。


『ふふん、どうかしら? 結構良い出来だと思うの』

『まぁ。素敵ですね。じゃあ……そうですね、玄関に飾りましょうか』


壺や置物、様々なものをセレネは作り、


『せ、セレネ様……』

『どうしたの、アーネ?』

『も、申し訳ありません……っ、セレネ様の壺を磨いていたら、手を滑らせて……と、隣の馬の置物と一緒に……っ』


などと、アーネに破壊され。


『……お嬢さま、ミールシュの別荘なのですが』

『ミールシュ? ああ……あそこね、どうかした?』

『久しぶりに様子を見に行ってみると、その、魔水晶が地面から生えてきていたみたいで……床下から……申し訳ありません。ひとまず他の別荘に関しては、すぐに床下を確認して生えていた魔水晶を取り除いておいたのですが』


他の別荘も自然に倒壊し。


セレネは自分の努力の結晶が一瞬にして崩れ落ちる瞬間を、これまで散々経験してきた。

そしてその度立ち直り、奮起してきた。

多少の失敗など、もはや慣れたもの――


「ああぁぁ……」


――となる訳ではない。

手元が狂った一撃は、完成間近の石像に大きなヒビを走らせていた。

セレネは両手と膝を突き、弱々しい悲鳴を上げる。


「セレネ様は相変わらず不器用ですわね。動かない石をまともに削ることも出来ないのかしら」

「削ってたわよ! あなたが変なタイミングで大声だすからこうなったの!」

「言い訳ですわ。わたくしやおねえさまならこんな間抜けしませんもの」

「この……っ」


睨み付けると、クレシェンタは気にした風もなく石像のヒビを眺め、興味もなさそうにセレネに目をやる。


「そんなことより聞いてくださいまし」

「そんなことじゃないわよ! なんでわたしがこの状況であなたの下らない愚痴を聞かされなきゃいけないのよ。どうせ積み込みしてるクリシェとベリーに邪険にされたとかそんなことでしょ」

「下らない話じゃありませんわ!」

「どこをどう考えても下らない話じゃないの……」


明日は街へ。

二人はそのため、今日は荷車への積み込み作業をやっている。

恐らくアーネもそれを手伝っているだろう。

売る地域によって大きな荷車を五台ほど用意し、ワイン樽や作物、セレネの打った剣や銀装飾を整理しており、特に上質なワインは小分けに瓶に詰め、ラベルを貼ったりとそれなりに作業も多い。

クレシェンタのお手伝いは大体が『お手伝いしてクリシェ。お手伝いしてベリー。お手伝いしてクリシェベリー。お手伝いしてベリーベリークリシェ』と手伝っているより甘えて邪魔をしている時間の方が長く、大抵そういう時にはあんまり構ってもらえなくなったクレシェンタが拗ねてセレネの所に。

恒例の流れである。


そんな下らない内容で三ヶ月の努力が呆気なく崩れ落ちたとなれば何とも言えない。

さりとて文句を言う気にもなれなかった。

クレシェンタはぐるるんと同レベル――ちょっと賢い動物である。

彼女のやることなすことに一々腹を立てていては身が持たない。


はぁ、とセレネはため息を吐いて眉間を揉んだ。

流石に続けて石像作り再挑戦、などという気力は湧かず、工房に。


「ちょっと! 無視しないでくださいましっ」


などと言いながら、クレシェンタはちょこちょこと後ろについてくる。

人間と言うよりはやはりペットである。


歴史上最高の名君などと今もあちらでは語られているようだが、そうした話を耳にする度、現実との乖離に呆れてしまう。

このお子様が国を治めていたということがセレネには信じられない。

思えば上手く隠し通せたものである。


無論クリシェと同様、クレシェンタの頭脳はベリーでさえ足元にも及ばない人並み外れたものであったが、致命的にお馬鹿でお子様。

徹頭徹尾自分本位で、自分の欲求にしか興味がなく、感性は五歳児である。

クリシェより多少知恵が回る分外面は良いが、外面を作る必要もなくなった今となってはお馬鹿な五歳児の感性だけが残ってしまった。

あちらにいた頃はまだクリシェより多少大人に見えていたが、こちらに来てからは逆転している。


工房内に入り、作りかけのソファに腰掛けると、膝の上に横乗りに。

はぁ、とまた嘆息し頭を撫でてやる。

満足そうに頬を緩めて、それで良いのですわ、と言わんばかりである。

セレネはそのままだらしなく、倒れ込むようにソファに寝そべると、クレシェンタものしかかるように身を寄せる。

頬を両手で挟むとゆっくりと口付け、


「……はぁ、仕方ないから添い寝だったら付き合ってあげるわ、ご機嫌斜めなお姫様」


と口にした。


「馬鹿にしないでくださいまし。まぁでも、セレネ様が添い寝して欲しいなら付き合ってあげてもいいですわ」


クレシェンタは楽しげに笑みを浮かべて答え、そのままセレネの胸に顔を押しつけた。

そうしている姿は愛らしいもので、薄暗い工房に美しい金の髪が、薄らと赤に煌めくのを眺め、今度はその髪に口づける。


「はいはい、クレシェンタ様、添い寝に付き合ってくださいますか?」

「ふふん、仕方ないですわね」


満足そうに彼女は答え目を閉じて、セレネは左手を頭の後ろに枕にする。

そして片手でソファの背に掛けてあった毛布をたぐり寄せて上から掛けると嘆息を。

ここに来てから吐いた溜め息の数は一体どれくらいになるのだろうかと考えながら、ぽんぽんとクレシェンタの背中を叩いた。

吐息が寝息に変わるのは一瞬のこと――時間的に昼寝がしたかったのだろう。

クレシェンタは実によく眠る。

誰よりも早く寝て、誰よりも遅く目覚め、太陽が天頂から少し傾くと昼寝であった。

ここに来た理由は添い寝をねだってクリシェに追い出された、辺りか。

朝の二度寝を除けば、クレシェンタは常に誰かと一緒に寝たがる。


ぷにぷにと頬をつつくと眉間に皺を寄せ、その様子を眺めて苦笑した。

初めて出会った頃の危うい雰囲気を思い出すと、随分と変わったもの。

出会う前の彼女について、あまりセレネは尋ねたことがなかった。

彼女にとっても特に楽しいものではなかったのだろう。

ノーラという使用人の話を除けば、彼女がその頃の話を口にすることもなく、そんな子供時代の反動なのかも知れない。

彼女は歳を取れば取るほどに幼くなって、今では永遠の子供時代。

毎日自由に我慢の『が』もなく、永遠を一番満喫しているのはきっとクレシェンタであった。


セレネはそんな彼女を撫でながら、自分もまた目を閉じる。

願わくば、起きた時には先の衝撃が頭から失われているように、と。











部屋の中――母の膝の上。

勉強の途中で現れた母は、勉強の時間は終わりよセレネ、と腰を掴んで椅子から持ち上げると、セレネを抱いたままソファに座る。

いつものようにベリーが小言を口にして、母はそれに構わずテーブルをパンパンと叩いて、クッキーが食べたい、紅茶が飲みたいとわがままを。

そしていつも、決まり文句のようにセレネに告げる。


「セレネ、ベリーみたいに小難しいことばかり考える人間になっては駄目よ。あの子みたいに小言しか言えなくなっちゃうわ」

「……ねえさま」


ベリーは呆れたように嘆息しながらも、母のために紅茶とクッキーを用意する。

あの頃のベリーは毎日溜め息を吐いていただろうか。

けれどそんな母にわがままばかりを言われて、何故だか幸せそうに見えるのがいつもセレネは不思議であった。


母が来ない日にはクッキーも二人分。

けれど母が来る日は決まってクッキーも三人分。

ベリーはいつも完璧で、間違えない。

不真面目で適当な母とは正反対で、やることなすこと文句の付けようがない仕事振りであったのだが、母はそんなベリーを反面教師にするように、と言わんばかり。

どこをどう見ても立派なのはベリーであったが、母はいつも謎の自信を持っていた。


「人生で考えるべきは楽しいか楽しくないか、たまには勉強なんて放り投げてサボって好きにするのが大事よ。セレネはわたしに似て賢いもの。勉強なんてそれなり程度でも大人になれば、おかあさまみたいにそれなりにやれるわ」

「それなり……」

「はぁ、ねえさま。折角お嬢さまがやる気を出していらっしゃるのに、どうしてそれを削ぐようなことを……」

「あなたの仕事はセレネを立派なクリシュタンド家ご令嬢に仕上げることかも知れないけれど、わたしはセレネを甘やかして可愛がるのが仕事だもの。これくらいで釣り合いが取れて丁度いいわ」


それは少しズルいと思うのですが、とベリーはまた嘆息。

隣に腰掛け、肩を落とす。


「セレネはボーガンに似て変なところで真面目だもの。あなたみたいになりたいだなんて言い出さないか心配なの。あなたはセレネのお手本になるように、だなんて何でも完璧にやろうとし過ぎるのよ。あなたが普通だと思ってしまったら悲劇でしかないわ」

「ねえさまの適当さが普通だと思ってしまうのも、ある意味悲劇だと思うのですが……」

「失礼ね。おねえさまに向かってなんて口を利くのかしら」

「……ねえさまは失礼どころか、わたしに礼儀というものを見せてくれたこともないと思うのですが」

「当たり前でしょう、ベリー。姉は妹から一方的に礼儀を尽くされる側なの。逆はないわ」


母の言い分はいつも横暴。

口論になるとベリーは大抵正論を口にするが、聞く耳持たずで自分勝手な屁理屈を堂々と口にする母にはいつも勝てない。


「セレネに質問。知識が豊富な人と知識がない人、どっちが立派かしら?」

「えと……豊富な方が……」

「じゃあ、計算が早い人と遅い人は?」

「……? 早い方……」

「根本的に間違ってるわね。どちらも不正解。剣が強かろうが弱かろうが、計算が早かろうが遅かろうが、そんなことは立派かどうかとは無関係よ」


ベリーが呆れたように額を押さえてまた嘆息を。

母は続ける。


「単に能力が高いことが立派なことなら、ベリーなんて今頃女王にでもなってないとおかしいわ。そんなことは些細で下らないこと、もちろんあるに越したことはないけれど、別にそんな能力がなくたって立派な人は立派。このおかあさまみたいにね」

「う、うん……」

「知識がないなら知識がある人に聞けばいいし、計算が遅ければ計算が得意な人に任せればいいの。何も自分が何でも完璧に出来るようにならなくたって、色んな人に頼ればいいのよ」


母は言いながらセレネの腰をぎゅう、と抱いて、髪に頬ずりする。


「その代わり、セレネはその人が困っている時には自分が助けてあげればいいの。例えば世界中の人とそうやって仲良く出来れば、どんな大きな問題が目の前に立ち塞がったって解決出来るわ。世界一賢い人や、世界一強い人、世界一お金持ちな人が味方なんだもの、どんな問題だって簡単でしょう?」

「そう……かも……」

「世界で一番立派な人がいるとすれば、そういう人。あなたが尊敬する立派なお父様も、そうやって沢山の頼れる人達を沢山見つけたから、大変なお仕事をこなせるの。頭が良いだとか、剣が上手だとか、そんなことじゃないのよ」


分かった? と母は尋ね、セレネは理解半分で頷き。

母は笑いながら幸せそうに、セレネをぬいぐるみのように抱いた。


「分かったならまずは、もっとおかあさまやベリーに甘えて仲良くするところから始めないといけないわ。勉強なんて小難しいことはほどほどでいいの」

「ほどほど……」

「そういう面倒くさいことなんかは大体ベリーに聞けば何とかしてくれるわ。おかあさまだってそうしてる。ベリーはわたしのお願いなら喜んで聞いてくれるもの。セレネのお願いだって喜んで聞いてくれるわ」

「……あのですね、ねえさま」

「口答えして話の腰を折ろうとしないの。折角母親らしくセレネにとても良いお話を聞かせているのに」


はぁ、と嘆息するベリーに、「あなたはそうですね、仰る通りですとだけ相づちを打ってればいいの」と母は当然のように命令する。


「まぁ、頑張り屋さんな所はセレネの良いところでもあるけれど、世の中は広いわ。あなたがどんなに頑張ったって敵わない人っていうのはどこかにいるもの。頑張るだけじゃどうにも出来ない問題が、将来きっとあなたの前に訪れる。……大事なのはそういう時に、頼れる相手を沢山見つけること」

「……うん」

「その点あなたは幸運よ。わたしみたいなとっても立派なおかあさまがいて、難しいこともあっさり解決出来るベリーがいて、王国でも一番の将軍がおとうさま。生まれた時から他の人より、ずーっと頼れる相手に恵まれているんだから」


おかあさまのありがたいお話終わり、と母は言い、クッキーを口にする。


母がセレネに口を酸っぱく、何度も教えたのはそういう話。

理解していたつもりで、けれど理解していなかったんだろう。

セレネが母の言葉を本当の意味で理解できたのは、それから何十年も後のことだった。


母はとても頭が良い人であったのだと思う。

ベリーのように豊富な知識も、何でもあっさりこなせるセンスも、計算能力もなかったし、ズボラで適当、大雑把。

だが、いつも自然体で、色んなものが見えていた。


きっとセレネが母の教えをきちんと理解できていたなら、感情に振り回される事もなく、ほとんどの悩み事はあっさり氷解していただろう。

けれど、セレネは追いつけないベリーの背中を追いかけて、クリシェの背中を追いかけて、クレシェンタの背中を追いかけて、ただただ走り続けた。

差し伸ばされたその手を取れば良かっただけなのに、意地を張って無理をして。

母が見ていたならきっと、『お馬鹿』と叱られただろう。

あの子達は別に、あなたにそんなことを望んでないわ、と。


そして実際、母の言葉通り。

世界一賢い人と、世界一強い人と、世界一お金持ちな人に身を委ねれば、セレネの前の問題はあっさり全部が解決した。

セレネは世界一の大元帥になり、一時大陸からは戦が消えて、今はこうして愛する人達と幸せに過ごしている。

悩んでいたことが馬鹿らしくなるくらいに簡単なことだった。


父を超えられたとも思っていないし、母を超えられたとも思っていない。

ベリーほど賢くなった訳でも、彼女のようになれた訳でもない。

ただ、そんなことは些細で、とても下らないことであった。


セレネはセレネでしかなかったし、自分を好きになろうが嫌おうが、セレネはセレネ以上にも以下にもなれない。

そんなことは当然のことで、それはベリーだってそうだろう。

きっと母を心の底から尊敬しながらも、そうはなれないと知っていて、だからこそあんな風に愛していたのだ。

クリシェやクレシェンタ、他の人間も皆そう。

全てを持ち合わせている人間なんてどこにもいなかったし、だからこそ憧れて、補い合って生きていく。


人生で考えるべきは、楽しいか楽しくないか。

母の言葉は極端な暴論であったが、けれどそれもきっと、自分に足りないものを見つめて、その上で見つかった答えなのだろう。

無い物ねだりから卒業しなければ、そんな言葉は出てこない。


「言っておくけれどベリー、セレネだけじゃなくてあなたにも言ってるのよ。たまには仕事を放り出して一日中ごろごろだらだら過ごしてみなさい」

「……本当にそうしたらねえさまが今味わっていらっしゃるクッキーも出てきませんし、紅茶も出てきませんよ」

「お馬鹿ね。あなた、おねえさまへの奉仕が仕事だと思っているのかしら? それは妹としての義務よ」

「……はぁ」


自分勝手でわがままな姉に、嘆息ばかり吐いていたベリーの姿が思い浮かぶ。

可哀想、だなんて思っていたものの、それでも不思議と幸せそうで、実際それはとても幸せなことであったのだと思う。

愛する人のわがままで、口から吐き出す溜め息一つ。

呆れ果ててうんざりしながら、けれどそんなことで悩まされる日常が愛おしく。


今は、セレネも知っている。

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