第11話 謝罪とは何か

皆さん。謝りすぎてはいませんか?


かつて、「BG‐身辺警護人」で木村拓哉演じる主人公は言いました。


「(中略)本当に、申し訳ないと思ったときにだけ、謝ってください。」と。


これは、僕も同感です。


僕はかつて、何かにつけて謝りまくっていました。


しかし、事は良くならず、悪いことばかりが続きました。


僕は、この年になって、本当に自分が謝りたいと思ったときにだけ、謝ることにしました。


でないと、僕だけに原因があるわけじゃないのに、謝ってしまうと、僕が罪人であることを認めることになるからです。


ミスの原因は、自分以外の人間や環境にもあります。それは、自分一人が謝ることで認めてしまえば、そのミスの根源が自分一人にあると認めるようなものです。


そんなことをしてしまうと、環境によるミスの起きやすい状況が改善されません。


(彼が間違いを認めた。彼が改善すればなんとかなったのだ。)と思われては、元も子もありません。


そりゃ、もちろん、同じミスをしないように心がけます。しかし、軽々しく謝ってはいけないのです。


サイコ的な人間がいるときはなおさらです。サイコ的な人は、ヒス構文なるものを使って、説教してきますが、それを言うのは、聞く側を思考停止にするためです。ただ、吠えるのが楽しいだけなのです。


だから、間違っても謝ってはいけません。謝ったら、好き放題しているその人の言いなりになり、僕(シモベ)になるようなものです。


だから、簡単に謝らないでください。本当に謝りたいときにだけ、謝ってください。


あと、自分の中で謝る気持ちが固まってから謝らないと、気持ちは伝わりません。謝りたいと思ってから謝らないと、気持ちが籠らないのです。だから、通過儀礼的な謝罪は、空虚で、うわべだけのものになり、あまり意味がないです。


だからこそ、本当に謝りたいときにだけ謝ります。


本当に謝りたいときに謝れば、スッキリします。


謝りたくないのに謝ると、モヤモヤします。


だから、そこをしっかりと見分けてください。


僕はこれからもこうやって生きて行きます。

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