第9話

異世界転生などしなくても良い状況になった。現実が小説を超えてきた。


何とおれが提案した大阪旅行にみうが乗ってきたのだ。


夜行バス長野駅前22時15分発。梅田着7時13分。


夜行バスの中でもみうとイチャイチャしたりキスしたりできる。


もちろんみうにはお手当て3万円ほど渡すつもりだが。


帰りも含め48時間みうを独占できる。


世の中、金だ。幸いここ3年ほどのシャインマスカットバブルによって俺の手元には充分すぎるほどの金がある。


ならば、その金を女とのHに使う事などオスとして当然の事だ。


オスはより多くのメスとつがい自らのDNAを残す事が遺伝子レベルで良しとされている。


そう、全ての俺の行動は遺伝子によって決まっているのだ。


道頓堀を食い倒れしようか?


USJへ行こうか?


俺の年末には希望しかなくなった。


意志ある所に道は開ける。


あきらめなければ道は開ける。


俺は神とみうに感謝した。


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