vs.食器と稲妻の螺旋

第50話 アクラブ・ジュバボム

「アンタレス討伐組織アレース、北斗七星、黄金砦（おうごんとりで）の宮野 里奈…参る」

里奈は、拳をアンタレスに向けて振り下ろす。

アンタレスは周りに斬撃を発生させて、彼女の腕を切り飛ばした！！

ブシャァァァァァァァ

「⁉︎」

里奈はすぐに腕を再生し、今度は視認不可能の乱れ打ちを繰り出す！

「カサブラッシュ！！」

「マグネター、ラブルパイル・コントロール…」

ザｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ

光の刃が2人を囲むように放たれ、里奈の足を切り落とした！

ドォォォン

そしてアンタレスの目の前の地面が盛り上がって、里奈の打撃を全て受け止める。

地面は

「⁉︎…ゴールド・ラン」

彼女は打撃を止めると、拳を握り締めた。

その直後、指の間から棘のような黄金が大量に発射される！

棘は瞬く間に地面を飛び越え、アンタレスの頭上から雨のように降り注ぐ！

「マイ・ホットコア」

シャキシャキッッッッッッッッッッッッッッッ

彼女の周りに熱が発生し、降り注ぐ黄金を全て溶かした！

「チューゴッド」

ドババァァァァァァァァァァァァン

里奈の目の前に、黄金で形成された巨大な牙が現れ、地面ごとアンタレスに噛みつき、咀嚼する。

「（速度が私を超えた⁉︎…でも破壊すれば！）」

↑アンタレス

「（サンドラナンキュラス）」

↑里奈

杖を振り回して牙を破壊したアンタレスに向けて、里奈が攻撃してきた！

幾重にも重なった打撃は、アンタレスには捌ききれない。

彼女の服の一部が黄金に変わってしまった。

「（ララワグの絶叫（ぜっきょう））」

↑アンタレス

「（ゴールドスター）」

↑里奈

アンタレスの杖から、不規則に飛ぶ大量の粒子の刃を里奈に向けて放つ。

里奈は、不規則な打撃と蹴り技で、アンタレスと刃に向かって突撃する。

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

「（押されている…私が！）」

里奈は刃を打撃で破壊しまくったため、手が血豆だらけになってしまった。

それでも彼女は攻撃を止めない。

「プリザーブド・ゴールデン」

里奈は大きく跳ね、拳を前に突き出して、アンタレス目がけて落下！

そして、地面を殴って粉砕した！！

「（強いな…さすがh「アナベル・アタック」）」

アンタレス目がけて、里奈は猛スピードで突っ込み、打撃を打ち込める！

アンタレスの前髪が黄金に変わってしまった。

しかし、彼女はそれでも、里奈の猛攻を受け止める！

どうやら風圧で里奈の攻撃を弾いているようだ。

「アクラブ・ジュバボム」

「⁉︎」

アンタレスが呟くと、巨大な爆弾が２つ、周囲に現れた。

里奈が一瞬で危険を察知し、遠くへ離れる！

しかし、遅かった。

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ