第19話 襲撃

アンタレスとアントニオは、学校の近くのマックに寄った。


「何が良い?」

↑アンタレス



↓アントニオ

「フィレオフィッシュ」


「肉とかだと思ってた」

「舐めんじゃねーよ」



店内へ入って、アンタレスは店員に言う。


「フィレオフィッシュとグラコロをセットで」


「かしこまりました」



1分ほど経過して、ポテトやドリンクと共に、ハンバーガーが出てきた。

2人は袋に詰めてもらい、店を出る。








そして家についた。辺りはもう暗くなっている。月が綺麗だ。


「あ、お帰りなさい、2人とも」

↑ロッシュ


「「ただいま。マック買ってきたよ」」


「あはは……」



「早速食べようか」



アンタレスが袋を開けようとする。




















ズバァァァァァァァァァァァァン


「「⁉︎」」



「(え、私 袋開けるのにこんな力使ったっけ)」


ズドォォォォォォォォォン



アンタレスの背後に何かが来た!


彼女は咄嗟にシャウラを生み出して、反撃するッ!



ブシャァァァァァァァ



「え、キャ⁉︎」


ドォォォォォォォン


「は⁉︎」


ドンガラガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン



突然、アントニオの目の前が大爆発した!


「は⁉︎」





煙が消え、辺りが見えるようになると、やはり妖退と品本、テレビが部屋の中にいた。


アンタレスは驚く!


「なぜ…ここを⁉︎」



↓妖退

「お前らを追跡させてもらったが、やはりお前はアンタレスだったか。

その杖と反応速度、お前以外にありえない。

変装しているようだが、我々にはバレバレだ。

………そこの子 誰?」



彼はロッシュたちを指差す。


「彼らは私を匿ってくれた救世主だよ。

テレビの前にいるのはアントニオ、品本の前にいるのがロッシュ」


「へぇ、ロッシュって言うんだ。良い名前だね。

ロッシュさん、明日 マックでグラコロ食べに行かない?」



「え、私?」←ロッシュ

「そう、君」←妖退



↓品本

「妖退様、仕事先で口説くのやめてください。

あなた、10人くらい仕事先の方とLINE交換してるの知ってますからね⁉︎

私、そのLINEすぐに消せ と言いましたよね?」


「え」


「「「(喧嘩……?)」」」



↓テレビ

「お2人共、喧嘩している場合ではありません!

チャンスですよ⁉︎早くこいつを仕留めましょう!」


「そうだった」



妖退は剣を抜いて、アンタレスの前に向けて言った。


「絶対に、お前をここで倒す」


「ほう、そうかい」



アンタレスも言った。







「何年前からそれ言い続けてんだよ、雑魚」


ジャキッッッッッッッッッッッ



まぁまぁ距離のあるアンタレスに向けて妖退が一瞬で間合いを詰め、刀を振る!


どうやら彼は2人の空間を直接繋げて、一瞬で距離を詰めたようだ。



しかしさすがはアンタレス。彼の刀を杖で受け止めた!




しかしその瞬間、杖が消えてしまった!


「⁉︎…杖が⁉︎」


「俺の刀に触れるか掠るだけで、俺の生み出した異空間に飛ばされてしまう。

異空間に飛ばしさえすれば、お前は俺に勝てないからな。

つまり俺は、お前を刀で掠るだけで勝てるわけだ」


「ほう、成長したなぁ」



彼女は虚空から杖を生み出す!


「⁉︎…は⁉︎」


「私に勝てるとでも思うか?」

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