いざイギリス!!
エリザベス一世から手紙が来てから、数日後.......
桃姫「ん〜!!やっぱ海はいいね〜!!」
今現在の私は、イギリスに行くため、【海坊主】の技術を応用した船に乗っている。
もちろん、護衛の十兵衛も一緒だ。
十兵衛「この海の先に、いぎりすという国があるのですか?」
桃姫「うん、そうだよ」
十兵衛の言葉に対し、そう言う私。
十兵衛「にしても....いぎりすの女王から、直々に手紙が来たかと思えば、今度は、そのいぎりすの女王に会いに行くなんて....桃姫様は凄いですね」
桃姫「そうかな?」
むしろ、何で、私のところに手紙が来たのかが分からないんだけど。
十兵衛「しかし.....何故、エリザベス一世は王位を受け継いだのでしょうか?」
ふとした疑問からか、私に対して、そう尋ねる十兵衛。
桃姫「元々、エリザベス一世は庶子......つまりは、側室の子です。ですから、王位継承権は無かったんですけど.......王位を継いだ弟・姉が亡くなったため、彼女は王位を継いだんです」
何だかんだ言って、エリザベス一世の人生は、ハードモードと言っても過言ではないしね。
十兵衛「側室の子から、女王へ.....ですか」
何か思ったのか、そう呟く十兵衛。
桃姫「言っとくけど、私は美濃の支配者になるつもりはないよ」
十兵衛「デスヨネー」
道三さんの跡を継いだら、色々と面倒なことが起きそうだしな〜(遠い目)
桃姫「ところで....何でアナタがいるんですか」
私達の船の同乗者.....もとい、信長さんに向けて、そう言う私。
信長「何だ?俺が乗っているのが不満か?」
桃姫「密航したアナタがそれを言うんですか?」
信長「密航したのではない!!忍び込んだだけだ!!」
私に向けて、そう言う信長さん。
実のところ、私たちが出航して数時間が経った時、信長さんの密航が判明。
何とかしようにも、既に港から離れていたので、仕方がなく、私達は信長さんも連れて行くことにしたのだった。
桃姫「まぁ、信長様の密航は許すとして....何で竹千代くんまで連れて来てるんですか!!」
信長さんの隣にいる、竹千代くんを指差しながら、そう叫ぶ私。
実のところ、信長さんは見聞を広めるという名目で、人質であるはずの竹千代くんを連れ、船に密航し、今に至るのだ。
全く.....
桃姫「後で、信秀さん達に雷を落とされても知りませんからね」
信長「それはそれ!!これはこれだ!!」
桃姫「いや前向きすぎません?」
不安だ........
竹千代「桃姫様と信長様は、どんな話をしているのですか?」
十兵衛「さ、さぁ?」
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