ストーリーは創作物の要

【桃姫side】

桃姫「う〜む.......」


さて、紙芝居をすることを決めたものの........一つだけ、とある問題が出てきた。


そう......今現在の私は、創作物をどんな内容にするかを、要は、ストーリー作りで悩んでいたのである。


桃姫「この時代にウケるジャンルって何だろう..........?」


やっぱり、冒険モノとか、シンデレラストーリーモノとかの王道モノがいいのかな?


桃姫「でも......この時代だから、必然的に話の展開が重くなりそうだな...........」


というよりかは、昔話の原本とかの大半はエロ・グロマシマシだし...........


桃姫「どうしたもんかね.......」


そんなわけで、しばらく、紙芝居のストーリーで悩んでいた時........ふと、頭の中に、ある物が浮かんだ。


桃姫「あ、そうだ!!鬼をテーマにしたやつと、かぐや姫をテーマにした紙芝居を作ろう!!」


鬼。


それは、平安時代から知られている悪き存在で、古くから悪役として知られているけど..........その鬼を主人公にしたら、面白くなりそう!!


あと、かぐや姫の方は、月からやって来たかぐや姫が活躍する●ーラムーン的なモノにしようかな?


かぐや姫も、平安時代ぐらいに成立しているから、イケると言えばイケるかも?


よし!!そうと決まれば..........


桃姫「とりあえず、設定を書き出してみよっと!!」


そう呟いた後、私は、女中さんから紙と筆を貰うと..........2種類の紙芝居のストーリーを描き始めた。


桃姫「フン♪フフ♪フ〜ン♪」


鼻歌を歌いながら、ノリノリで筆を進めていく私。


ちなみに、2種類の紙芝居のストーリーはというと...........鬼の方は、鬼ヶ島の生き残りの鬼の子が、侍に育てられた結果、数々の怪物を倒す最強の侍になる話で、一方のかぐや姫の方は、ひょんなことから、月から地上へとやって来たかぐや姫が、悪鬼達を倒す.....という感じの話だ。


桃姫「うん!!中々良さげな感じ!!」


これなら、イケるかもしれない!!


桃姫「...........そういえば、この時代の紙は保存には向いてないっけ」


........後で、保存にも最適な紙の材料になりそうな、植物でも生やそうかな?


そう思いながら、筆を進める私なのだった。


☆☆☆


というわけで!!閑話その2は桃姫ちゃんの創作物布教編となります!!

紙芝居って、次の話への引きに魅力があるんですよね。

だから、昔の子供達は紙芝居に夢中になったのかな?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る