話題沸騰中


【最近】イレギュラーについて【多発の】


100:名無しの冒険者

おい!ヤバいって、井之川でイレギュラー発生した!


101:名無しの冒険者

はぁ?!おかしいだろ!なんで、なんで初心者ダンジョンにイレギュラーが出るんだよ?!


102:名無しの冒険者

ちょ、今どうなってる?!


103:名無しの冒険者

あ、そういえば井之川で4Nが配信してなかったか?!


104:名無しの冒険者

そいつらマジモンの初心者じゃん?!







305:名無しの冒険者

え、えぇ??


306:名無しの冒険者

誰??


307:名無しの冒険者

あんの馬鹿??!!!

そんなとこにいたのか!!


308:名無しの冒険者

この子何者???

っ307

えっ?知り合い?


309:名無しの冒険者

囲め囲め


400:名無しの307

無理だ、じぁ(・ω・)ノシ


401:名無しの冒険者

サラッとキリ番とってるし𝘸𝘸




【のんちゃん無事だ!】

【よかった!】

【って今日も井之川?】

【怖くないの???鋼メンタルじゃん】


「そうじゃなきゃ、冒険者なんてやってないよ」

ツインテールの若い女性──のんが力無く笑った


「でも、まだ怖いだろ……」

全身真っ黒な男──ノラがのんを心配しながら周囲を警戒する


【そういえば今日は2人なんだね】


「あぁ、あの二人は装備が壊れたから本日は休みだらしい」


「今日はあの子に会えるかな…」


「なんだ、君たちいたのか」

噂をすれば何とやら、それは音もなく現れた


「うわぁ!?」

のんは背後から現れた伶於にびっくりしノラの足を踏んでしまう


「ッ〜〜!」

悶える


「……痛そうだな」

「それで、何しに来た」


「えっと……」

のんは濁んでいる


「お前に礼を渡しに来た」

のんが恥ずかしがるのを見てか

ノラは遠い目をしていた


「そうか、?……」

何かに気づいたかのように伶於は後ろを振り向く


「この、馬鹿!!」

赤茶髪の女が現れる


「……どうした」


「どうした、ってご飯をちゃんと食べて!!

栄養食で済ませないで!!」


「えっと……お知り合い?」


「えぇ、この子の友人兼同居人の沙織です」

赤茶髪の女──八雲 沙織は自己紹介をした

「そしてこの子は伶於です」


「初めまして、俺は4Nの〜」

ノラとのんは自己紹介をした



「前回は伶於がすいません、彼女は言葉が少ないので……不快感を与えなかったでしょうか……」

沙織が頭を下げる


「い、いえ!私たちは助けてもらいましたし……でもどうして井之川が危ないなどと言ったのですか?」

のんが沙織に頭をあげさせ、疑問を聞いた


「……ここ最近、井之川で荒実で出没するスライムが現れた」

「それだけでなく、進化をしていた」

とてつもない程重大な情報を簡単に話した


「……え?」

のんは自分の耳がおかしいのかと思った

だってそれは荒実のスライム──鋼鉄のスライムは上級魔物であるはずなのに


「うそ、だろ……」

信じられない、ということを言いたげである


「伶於、それは何が原因?」


「…………リトルドラゴンだ……」


「……ぇ?」








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