第4話 探索

朝日が窓から入ってきて眩しさで目を覚ます。

見慣れない天井だ。


転生して初日を危なげなく終えて2日目に入る。

今日することはまず家の中の家具を置くのと周辺を探索すること。


「よし!まずは朝飯だな」


朝ごはんはお米派なのでおにぎり2つとインスタとの味噌汁。ちなみにおにぎりは梅とツナマヨ。このふたつがおにぎりの中ではすきだ。


「いただきます」


味噌汁のお湯は魔法で入れた。朝の味噌汁は落ち着く。


朝食を食べ終わり、各部屋に必要なもの多く。2階の部屋と客室にベットを置き、次は俺の部屋に本棚と絨毯を敷いて。本棚には想像力が良くなるかと思い色々な図鑑やラノベを入れて置いた。


リビングにも絨毯を敷いて、机、椅子、ソファを置いてと、


今はこんだけでいいかな。今日の本命!


「探索に出発!」


昨日の初期の服装に着替えて森を探索する。


この森、木がかなりデカイな。小さい木が少ない。

あと良く分からない植物もたくさんあるな!


のんびりと歩いていると目の前の茂みから大きな角が生えた鹿だ。


名前:なし 種族:フォレストディアー


スキル:角硬化 脚力強化

ユニークスキル:植物魔法


強いのかいまいちわからんが安全策として魔法で倒す。素材は出来れば欲しいのであまり傷つけずに倒そう。

氷魔法で、鮮度を保つように


「瞬間冷凍」


どうだ?魔法が発動した感覚はあったが。鹿と見つめ合うこと数秒。動かない。倒したのか?

鹿に近づいて目の前で手を振ってみる。


なんの反応もないのでアイテムボックス。これは生き物は入らないので入れば倒したことになる。


無事アイテムボックスに入ったので倒した事になるのだろう。生き物を殺したのに特に罪悪感はない。


新しく生まれ変わったからだろうか?それとも魔物になってしまったからだろうか?

考えても分からないのでそのまま進んでいく。


その後も、次々と出てくる魔物を倒していく。

倒した魔物は、ワイバーン、サンダーバード、炎魔狼、クリスタルタートル、アサシンキャット、アイアンビートル、ゴブリンロード、ゴブリン沢山、キメラ。

たくさん倒して来たが今目の前にいるのが


名前:なし 種族:レッドドラゴン


スキル:物理耐性 魔法耐性 魔力感知


ユニークスキル:火炎魔法 ブレス 飛行


スキルは多くない。この世界ではスキルはそんなに多くないのかな?肉体的な強さがものを言う世界なのだろうか?まだまだ分からないことだらけだ


そんなのことを考えているとレッドドラゴンのブレスが飛んできた、


「うお!」


咄嗟に横に飛び退いてやり返しとばかりに魔法を放つ


「ファイヤーランス」


あたりはしたもののあまりダメージはなさそうだ。

ものすごく睨んでる。


「グァァァァァ!!」


レッドドラゴンの凄まじい声に思わず耳を塞ぎたくなるがな耐えれるので今のうちにどうするべきか考える。ここまで魔法も刀も使ってきたのでどちらでも戦うことはできる。刀を使いながら補助で魔法使っていくか。


刀をさやから抜き、身体強化の魔法を発動しながら刀を構える。


レッドドラゴンが腕を振りかざして鋭い爪で攻撃してくるのに合わせて、爪を受け流し。その時に刃の着いた方で受け流し爪を1つ切る。

この刀は凄まじい切れ味なのだ!耐久力も凄まじい!


爪を受け流しそのままドラゴンの首にどひ込むように入り込み首を切り落とす。


なんの抵抗もなく首を切りあっけなく勝負がついてしまった。


「はは。強すぎるのも考えものだな。」


余りにも手応えがないでそんなことを口に出すが、平和に生きる上では大事な力だし、何より神様にお願いした力なのであまり文句を言えない。


レッドドラゴンをアイテムボックスに収納して振り向くとそこには大きな熊。茶色の熊。


襲ってくる様子もなくこちらをじっと見つめてくる。


なんだ?


氷焔グリズリー

名前:なし 種族:氷焔グリズリー


スキル:咆哮 切り裂く 噛み砕く 怪力


ユニークスキル:氷焔魔法 氷焔の化身


氷焔とはあるが茶色の大きなクマだそ?

それに何もしてこない。


「こんにちは」


よく分からないけどとりあえず挨拶しておく。

するとクマはお腹を見せてきた?


「?。もしかして俺の仲間になりたいのか?」


声をかけると首をブンブン縦に振る。

なんか可愛いな。大きさは3メートル、腕を上げればもっと大きく見えるな。


「仲間なら名前をつけるか。んー、茶色の熊、、そうだ!チャド!それがお前の名前だ!よろしくな!」


俺の初めての仲間。チャド。大きな熊である。


こいつに名前を付けて思い出したが俺も名前がなかったな。

ついでだし考えるか。んー。

ノアにしよう。確か子供の頃にやってたゲームではノアって名前でやってた気がする。何故ノアなのか思い出せないが。


よし仲間ができた事だし帰るか。


「チャド、帰る、、」


帰ると言おうとしたらどこからか悲鳴が聞こえたきた。


ここは未開の森じゃないのか?なぜ人がいるのか置いといて元人間としてほっとく訳には行かないので助けに行くしかないな!


「チャド!俺は助けに行くがお前も来るかはてな」


「グァ」


行くと言っている気がする。


「なら俺は飛んで行くがついて来いよ」


「グァ!」


任せろ!そんな感じがする。


よし!急がなければ!

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