第2話 現状確認


神様の言葉を聞き意識が途切れて、目を覚ますとそこは森。

「あ〜ここのこと聞きたかったのに。とりあえず現状確認していきますか!」


誰に言うでもなく大きめな独り言を発する。


「とりあえずステータス」


ブォン


目の前に半透明ないたのようなものが出た。

なになに、


名前 なし 種族名:デビルエンジェル


ユニークスキル:全属性適正 刀術 魔眼 ネット 人化 創造


スキルが6個あるということはひとつ少なくなっただけか。これ以上無理と言っておきながら結構太っ腹な気がする。ありがとう神様。


とりあえず祈っておく。


「これってもっと詳しく見れたりするか?使い方が分からないんだか?」


試しにこれを見たいと凝視してみるも何も起きない。なら念じてみるもダメでした。タッチしてみたら出来ました!


全属性適正:炎、水、土、風、雷、氷、闇、光、空間属性の魔法が使える。魔法の発動は主にイメージ。


刀術:刀の扱いが上手くなる。また身体の動かし方もわかる。


魔眼:相手の魔力の動きがわかる。また視界の中の生き物に幻覚を見せることが出来る。


ネット:異世界(地球限定)のネットにアクセスできる。


人化:人になれる


創造:頭に思い浮かべたものをつくることができる。作るものの大小や性能が大きくなるごとに消費する魔力の量が大きくなる。また創るものの素材がればその分消費する魔力は減る


改めて見ると恐ろしくチートだ。これは俺TUEEEEできるぞ。まあ、無差別に暴れたりしないけどな。


そうだ!俺の見た目ってどうなってんだ?

こういう時にネット!通販で鏡を買えばいいんだ!


スキルのネットの文字を長押しするとステータス画面が通販画面になる。結構沢山種類があり種類別になっているし検索昨日もある。上の方にメガネマークがありそこを押すとサイトや動画を検索して見れるようだ。


早速、通販画面で鏡を検索する。そこでふと、お金が無いことに気づく。


「これってどうやって買うんだ?やっぱ金がいるのか?」


試しに鏡をカートに入れて購入を押す。


画面に購入ありがとうございます。と出てその下にアイテムボックスとそのままの文字がありそのままを押すと目の前に箱が落ちてきた。

早速中身を見ると俺が頼んだ鏡が入っていた。


箱から出して自分を写す。買ったのは手鏡だ


俺の顔は色が白くて目が両方とも赤色。ルビーみたいな感じの色。髪は黒くて額の真ん中あたりから角が5センチぐらいかな、顔はかなりイケメンな感じで身長は前の身長の175センチよりもやや高いぐらいの180センチぐらいかな。この時点でかなり人っぽいが背中には悪魔のような黒くて禍々しく赤い線のような血管のようなものが走ってる翼が対になっていてその下に黒い天使のような翼。こちらも対になっていて合計4枚の翼が生えている。


しっぽは鎧のような鱗のようなものが着いた黒くて先が尖った少し太めのしっぽ。

服装は腰のところに刀が1本、服は布?のような革のような素材の軍服で、色は黒、漆黒と言ってもいいくらいの黒でアクセントに赤色が入っていてとてもかっこいい!


人化した時の姿も見るか!


人化と念じるとポフっと音を立てて視点がだいぶ低くなった。150センチぐらいだ。かなり小さくなった。


顔は銀髪に紫色の目。アメジストのような感じ。要望どうりの色だ。顔はちゃんと女の子みたいな感じで肌の色は同じ白い。超絶美少女の完成!


服はなってから気づいたがしっかり着ていて何故かサイズもピッタリ。色は白がベースに金色のアクセント。人化前の真逆な印象だな。あっちが悪の印象でこっちが正義?のような印象だ。

刀も定位置のように腰の辺りにある。


人化をといて元に戻って。

あ!そういえば鏡が入っていたダンボールどうしよう。アイテムボックスに入れてもいいが使う時がないと思う。

魔法を使ってみるか!


魔物はイメージ、とりあえず燃えるイメージ。

火の玉


「ファイヤーボール」


口に出さなくてもいいらしいがなんとなく口に出してみる。

するとてから火の玉、あまり大きくない。野球ボールぐらいかなの大きさかな?がダンボールに飛んでいき、ダンボールに当たるとちょっとした爆発みたいになりダンボールが跡形もなく灰になった。

あの見た目でかなりの火力だ。


ダンボールも処理できた事だし家を建てたい。

それならまず川を探そう。魔物に水が必要か分からないが念の為だ。


この翼って飛べるのだろうか?パタパタ動かせたが飛べる程ではない。魔力か?さっきファイヤーボールを出した時に感じた暖かいものが流れた感じで翼に動かすように集中してみるとフワリと浮かんだ。


「え?翼うごかないの!?」


魔力を込めるだけで飛べるみたいだ。翼と言えば羽ばたくイメージだったのだが。飛べたらな良しとしよう。

そのまま高度をあげて木の上まで飛ぶ


「うおー!すげー!俺飛んでる!」


上から見た景色は森、緑色だらけだが遠くに山があり岩肌が見えた。山の手前に川が流れているのが見えるのでそこまで飛んでいく。自分で飛んでみた景色には今までにないぐらい感動したが日が暮れる前に家が欲しいですのでそちらを優先する。


かなりのスピードで飛べたので川まであっという間に着いた。


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