素晴らしいです!「ムーンフォレスト」本編のスピンオフですが、迫力の筆致による本格ファンタジーです。本編の謎を拾い上げつつ、実に巧みに「黒の国」について、「黒の王」の特異な能力について描かれていました。戦闘シーンが圧巻で、わたしは映画を観ているように読みました。かっこいいし、臨場感はあるし、しかも愛(家族愛)や友情が描かれ、ぎゅっといいところがつまった作品です。続きがぜひ読みたいです!!!
リレー小説「ムーンフォレスト」のスピンオフ作品です。その中で登場する『黒の国』。作中では(当初)敵役として登場する国です。一番難しい国のスピンオフを描かれたなと思いながらも、とても楽しく読ませていただきました!「ムーンフォレスト」では描かれなかった、彼らたちのバックボーンを知り、心が痛くなるほど切なくなりました。だからこそ、最終話では少し救われた気持ちになりました。