第26話

今日は、榊と寧々、茜ちゃん、乃々華ちゃん達と一緒にスポーツ施設に来ている


事の発端は、3日前。

榊が運動不足だと言うことで、スポーツ施設に行く事に。2人じゃ面白くなさそうなのでとりあえず、みんなを呼んだ。


呼んだのはいいが.....。

元カノと一緒って気まずいのかな?配慮足りなかったかな。


『早く中入りましょうっす』

『そうね、いきましょ』


そんな心配は杞憂に終わり、和気藹々とした雰囲気だった。


だが、一つ問題が......。


榊と目が合うと目を逸らされてしまう。

十中八九前にしたキスのせいなのだろうが。あのときは、ああするしか無かったんだからしょうがないと思うんだけどね



私達は、まずボウリングからすることにした。


『この勝負で一番得点が高い人が一番得点の低い人になんでも、一つ命令するのはどうですか?』


いきなり、乃々華ちゃんがみんなにそう言った。


『いいんじゃない、面白そうだわ』

『勝負事、嫌いじゃないっす』

『みんながやるなら、いいよ』


正直あんまり気乗りはしないが、みんながしたいのならしょうがない。







勝負の結果は悲惨だった。

私はボーリングをするのが初めてで、当然最下位になるだろうな、とは思っていた。が、

何故かみんなスコアがおかしい。


250ってえぐいね。てか、みんな200超えてるんだけど怖いよ。


結構1番得点が高かったのは茜ちゃんだった。

そして、当然の事ながら私は最下位。

どんな命令されるのか不安でしかないけど、命令は後日なので、今日は忘れよう。


ボーリングの後は、スポーツをたくさんした。卓球にバスケ、テニス、野球などなど3時間くらい遊んで疲れた私達は、昼食を取る事にした。


『お昼ご飯何にしますか?』

『はいはーい!ワックがいいでーす』

『そうね、私もワックで』

『私はみんなに合わせるよ』

『じゃあ、私もそれで』


昼食はワックを食べに行く事になった。私はいつも照り焼きバーガーを食べているのでそれにした。


みんな注文し終えたところで、茜ちゃんが話しかけてきた。


『沙矢乃さん、命令今言ってもいいですか?』

『いいけど、ここで使うの?』

『はいっす。この後茜の家に来て欲しいっす。それが命令です。』

『そんな事でいいの?わかった。』


意外だな。もっと無茶なこと言われるかと思ったけど、簡単で良かった。


茜ちゃんと席に戻り、昼食を食べ終えた後解散となった。


そして私は、茜ちゃんと一緒に茜ちゃんの家に向かった。

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