第22話
とうとう今日は、乃々華ちゃんと遊園地で制服デートの日だ。楽しみすぎて、20分前に来てしまった......。子供かよ
『すいません、遅れました』
『ううん、大丈夫だよ。今来たところだから』
乃々華ちゃんの制服は黒のチェックスカートに赤色のリボン。あと身バレ防止のためのマスクとサングラス
マスクとサングラスをしているというのに溢れ出るアイドルオーラ。流石としか言いようがない。
『それじゃあ、行きましょー♪』
『おー』
それから、遊園地に入場した私たちはまずメリーゴーランドから乗る事にした。
『私、遊園地に来るの初めてなんです』
『そうなんだ。じゃあ、今日はたくさん楽しまないとね』
2人で同じ馬に乗りながら私は、考えた。
遊園地が初めてと言うことは私がちゃんとリードしてあげないといけないと言うことを。
『じゃあ、次はジェットコースターに乗ろっか』
『え?でも、いいんですか?沙矢乃さんは絶叫系無理なんじゃ』
『今日は行ける気がするんだよ、行こう』
私は、そう言って乃々華ちゃんの手をとって歩き始めた。
『なんかこういうのって、本当のデートみたいで楽しいですね。』
『今日はデートだからね』
『今日だけは沙矢乃さんの彼女ですね♪』
乃々華ちゃんは、そう言って腕を絡ませて恋人繋ぎをしてきた。
『それじゃあ、レッツゴー!』
そのあと、コーヒーカップ、お化け屋敷、迷路、などたくさんのアトラクションに乗っていたらもう夕方になっていた。
『もう、帰る時間なんですね、楽しい時間はあっという間に過ぎていきますね』
『そうだねぇー、最後にアレに乗ろっか』
私が、指差したのは、遊園地の最後に乗る定番である、観覧車だった。
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